生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

やさしい地獄

 

 8月22日月曜日。

 仕事。いよいよ職場でも新型ウイルスが流行している。

 昼、市民図書館の8階へ。全集の棚を見ていたら墓地に立たされているような気持ちになる。なぜか苦しくなってそこを去った。6階から1階まで降りようと止めたエレベーターの隅にほしさんが立っていた。カバーを外したイリナ・グリゴレの『やさしい地獄』を片手に目を閉じていた。

 砂浜に書いた文字を打ち寄せる波より先につま先で消すような。現代詩文庫の石原吉郎詩集を2冊持っていることに今朝気がついた。玄関に横たわる。