生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

という態度を貫きたい

 

 鏡に映る自分を見て、母親に似ている瞬間を見つけることが多くなった 顔のことなのか、表情のことなのか おそらくは表情のことで けれどそれは一瞬のことで 次の一瞬にはまた私に戻っている かばんの中の鍵を手で探るように、わかりにくさの中から尊敬できるところを探し出して 親の愛を作り出している子であった、かつては 今朝、堤川で 休んでいた白鳥の群れ 西滝川で白鳥を眺めて学校に遅刻した日もあって 言葉は刃物ではない という態度を貫きたい、私は私自身に 傲慢さを見抜かれていながらも やめないだろう 決意した時の顔は、表情は 私だったか?

窓を持ち歩く

 

2024年2月28日

 ここに書き付けることをもう誰も読まなくていい。ニュー北京という名前の中華屋の外壁。かぼちゃを店頭に見つけても自らすすんで手に取ることはない。2016年を思い出すことはもうできない。思い出すことができたとして、それはまったく新しい2016年でもはや私が経験したことのない2016年だと思う。窓を持ち歩くようなものか。それは嫌だな。都合の悪いことの砂がこの人生の隙間を満たしている。

「はなかり市」終了いたしました

 

 11月4日土曜日、青森市新町和田ビル2階「プラスえん」にて、第一回目となる一箱古本市「はなかり市」を開催いたしました。ご来場いただいたみなさま、関係者のみなさまに、4枚切りのトーストほどの厚い御礼を申し上げます。ほんとうに、ありがとうございました。当日の様子を、東奥日報社文化出版部の記者の方に取材していただきました。11月12日付の朝刊の文化面に掲載予定です。お楽しみに!(予定は変更になる場合がございます)

 

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 一箱古本市の計画は、今年の1月から始まりました。年明け早々、古書らせん堂の倉庫で、三浦さんに企画書を読んでいただきました。ここで、運営についての助言や励ましをいただき、修正などを重ねました。当初、団体として発足する予定だったのですが、私の転職活動がちょっと忙しくなってしまい。ぼんやりとした案のままでは周囲に声をかけることもできず、気がつくと雪は溶け消えて桜の季節になっていました。

 事がふたたび動き始めたのは5月のことです。三浦さんの計らいで、会場となった「プラスえん」を運営するSAN Net青森の代表・根本さんに、この時はじめてお会いしました。商店街や公園、神社の境内など、全国各地で行われている一箱古本市にならい、屋外での開催も選択肢にはありました。ただ、第一回目の開催が天候に左右されることのないよう、今回は室内開催としました。「プラスえん」は、青森ペンクラブの会合『青ペンカフェ』の会場でもあり、これもまた恵まれたご縁なのでした。

 7月、尊敬する友人のKOUKISAITOさんに、一箱古本市で使用する絵の依頼をしました。東京での個展を終えたばかりで忙しいはずでしたが、どうしても彼に描いてほしかったため、無理を言ってお願いしました。「ほとばしるままの角度で描きたいと思います(竜巻の絵文字)」

 7月22日と23日、青森市森林博物館にて、三ノ月舎主催・あかつき堂協力の『あおもり古書市』が、『夏の工芸学校』とあわせて開催されました。私も「はなかり書店」としてはじめて出店しました。運営の参考にさせてもらったところが多くあります。こんなところでお礼を言ったって仕方がないのですが、ありがとうございました。また、出店者として参加したことで、あたらしい出会いも生まれました。「売りたくないけれど見せびらかしたい本」として持っていった『写真 棟方志功』(講談社)が好評でした。

 8月、絵をたずさえて、KOUKISAITOさんが東京から青森につかのま帰ってきました。彼の実家(うちの実家とまあまあ近い)にて、原画を手渡していただきました。ほんとうに素晴らしい絵を描いてくださいました。この絵はちらしに使用したのですが、とても好評で、「イベント終了後、ちらしをほしいです」とおっしゃってくれた方もいました。

 

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 いよいよ、正式に開催の告知をしたのはこの頃です。出店者については、8月19日から9月末までのおよそ1ヶ月半のあいだで募集しました。当日、実際に出店していただいた方だけではなく、ほか数人の方からもお問合せをいただきました。「行ってみたい」といった声もうれしかったです。大げさにいうと、いよいよ私も花の矢を世に放ったのだ〜、と緊張した気持ちのほうが大きかったですが……。勇気を出してお問い合わせしてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございます。

 ここからが、第一回目の大いなる反省点となります。今回、広報活動に力を注ぐことができず、周知、集客がおろそかになってしまいました。出店者のみなさま、大変申し訳ございませんでした。本来であれば、ポスターやちらしで大々的に告知するべきところでしたが、休日の多くの時間を、趣味の登山に割いてしまったことが要因です。次回は、山に登りながら企画と運営を行いたいと思います。また、広報活動については、財政面も大きく関係してきます。団体としての体制と実績をつくるところからになってしまいますが、今後の必須課題です。

 9月、会場の採寸作業のために和田ビルを訪れたところ、根本さんから、オーナーの和田さんがお亡くなりになったということを聞きました。春に、一箱古本市をここでやらせてほしい、と三浦さんが和田さんに話をしてくださったところ、和田さんは快諾してくれたばかりではなく、会場費の補助のお約束までしてくださいました。和田さん、直接お礼を伝えることができず、申し訳ございません。ほんとうに、ありがとうございました。

 10月、家に届いた青森ペンクラブの会報で、和田さんが、坪内逍遥編の『禁酒宣言 / 上林暁・酒場小説集』を取り上げ、軽んじられるべきでない私小説について引用していました。「自己と自己の身辺日常生活を見詰めて書くということは、広い社会を描くのに劣らず、無限の仕事であると私は信ずる。」(作中の引用文)

 そして、11月4日、みなさまの多大なるご協力のおかげで、第一回一箱古本市「はなかり市」開催の日を迎えることができました。和田ビルの階段を登って、ガラスの扉を開けてくださったみなさま。ぼろぼろの運営にも関わらず、最後まで信じてついてきてくださった出店者のみなさま。応援してくれた友だちのみんな。かれんなかれんちゃん。天才数学者ひなみくん。もぐらの親子。ほとばしる絵を描いて手渡ししてくれたKOUKISAITOさん。八甲田ロープウェイの無料乗車券を5枚もくれたさいとうさんのお母さん。青い目の猫のレモンとウーロン。ボヘミ庵の太田さん。かさぶた文庫の福原さん。まわりみち文庫の奈良さん。企画の立ち上げから、いいえ、それよりもずうっと前から、見守ってくださっていた古書らせん堂の三浦さん。一箱古本市のことばかりでなく、個人的な相談まで聞いてくださったSAN Net代表の根本さん。和田ビルオーナーの和田正彦さんとそのご家族のみなさん。ほんとうに、ありがとうございました。そして、生活をともにしてくれるパートナーのほし、あなたにはいちばん迷惑かけました。いつもほんとうにありがとう。私の実家の家族は、当日だれも来てくれなかったけれど、ま、いつもありがと。

 

 と、今生の別れコントはこのくらいにして、第二回「はなかり市」をよりよいものにすべく、さらに頭と手と足を動かしたいと思います。今回まいた種を、これから、ずっと、育てていきます。いつか花が咲いて、いつか誰かが心で狩ってくれたらいいなあ。ほんとうに、ありがとうございました!そして、これからも、よろしくお願いいたします!

 

一箱古本市「はなかり市」代表 成田安香音

 

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ただ忘れっぽいだけで天使ではない

 

 10月15日日曜日。

 7時頃起床。前の勤め先であるパン屋で買って冷凍していたくるみのロデヴ、バゲット2切れ。アボカドとトマトのサラダ、スクランブルエッグ、ベーコン、サラダ、家主からもらったりんご。

 食べ終えた食器を片して台所周りの拭き掃除。アパートの裏でほとんど放ったらかしで育てていたミニトマトの苗、枯らしてしまったホワイトアンとパイナップルセージの鉢を片付ける。ついでに玄関前の掃き掃除をした。やたらと蛾が死んでいる。

 高校を卒業した頃に買って以来ほとんど着ていないワンピースを着てみた。普段はオニツカタイガーのセラーノ(特にこだわりはない)を履いているのだけど今日は革靴を履いた。槙野のまんちゃんは正装で山に入ってたから。

 11時頃代車で出る。青森空港の有料道路を通らないようにして浪岡へ。ファミリーマートでオレンジジュース買い、再度道を確かめてから出る。国道沿いにある杉沢のガソリンスタンドでガソリン入れる。レギュラー満タン。3,000円を入れ、増え続けるメーターに慄きつつも2,700円くらいで済んだ。

 国道をしばらく進んで藤崎町。右手には薄墨で描いたような岩木山が見える。風に揺れるコスモスを横目に、とはいかず、運転に集中してずっと真っ直ぐ。

 弘前市。二つ目の橋の下を通ってスズキへ。点検してもらっていた車を受け取る。クレジットカードが読み取れなかったため現金で2万4千円を支払った。

 牧野富太郎は山へ植物採集に、鳴門煉煉はブックオフ弘前城東店へエゴン・仕入れに。一箱古本市を企画したはいいものの売ってもいい本を持ってない。一通り全ての本棚を見る。昭和40年代に刊行された岩波文庫の緑帯、宮沢賢治詩集など。全く、インテリぶってやがるぜ、と思いながら抱えて出る。

 みのりのトンネルを抜けて北大通り(パチンコに造詣の深い者であれば『ほくだいどおり』と誤読してしまいがちだが正しくは『きたおおどおり』である)を左折、土手町の郵便局のある通りへ出る。中三に車を停めて歩いてかくみ小路へ。まわりみち文庫。奈良さんに久しぶりに会えてうれしい。外の均一棚から『伊藤整詩集 / 伊藤整』『芸術と実生活 / 平野謙』(いずれも新潮文庫)、『一房の葡萄 / 有島武郎』『貧しき人々 / ドストエーフスキイ 井上満訳』(いずれも岩波文庫)買う。先日まわりみち文庫で行われた「さみしい夜の句会」の話。あいにく自分は一人でいようが誰かと共にいようが寂しさという感情に縁がないが川柳には興味がある。大きな声で笑って楽しかった。『はじめまして現代川柳 / 小池正博編著』(書肆侃侃房)買う。久しぶりに短歌の歌会に参加したくなった。「はなかり市」のチラシを貼ってもらう。

 店を出ると細かな雨が降り出していた。中三の地下にある食品売り場でサンドイッチを買い、駐車券に無料のハンコを押してもらいたかったのだがハンコではなく機械で何かしてもらった。

 15時過ぎ出る。雨が強まる中をサンドイッチと時々オレンジジュースを飲みながら走る。藤崎町あたりまで来ると雨は弱まり、信号を待つ長い列でコスモスを見た。日差しは無かったが、刈り取りを控えた稲は発光しているように金色だった。

 16時半過ぎ帰宅。18時半頃晩飯。大根おろしをたっぷりかけた厚揚げと茄子の煮浸し、空芯菜の炒め物、里芋の煮物、みずの炒め物、サラダ。

 

 

 

 よかった。

 

 これを18日水曜の夜に書いているが、多くのことを書き損ねている感触だけが残っていてとても嫌だ。私はただ忘れっぽいだけで天使ではない。

1日1回だからがんばるんだろうがよ

 

 10月14日土曜日。

 9時過ぎ起床。今日から青森県立美術館で始まる奈良美智展で『あおもり犬』と『森の子』をそれぞれモチーフにしたスノードームが販売されるらしい。寝呆けたままで「まる」と返信した。

 賞味期限が昨日で切れた牛乳、日東紅茶の青い箱の紅茶。会社からもらったみやきんのバームクーヘンを有島武郎の『宣言』(岩波文庫)くらい薄く切ったやつを結局3切れ食べたので、『豪華版 日本現代文学全集20 有島武郎』(講談社)くらい食べた。一箱古本市のための作業。

 12時過ぎ昼飯。麺づくりの醤油味とホームラン軒の味噌味。誤ってスープを入れたので、麺づくられてない醤油味食べる。冷凍ご飯、そぼろ、レタスを使ったチャーハン。余したのでラップに包んでまた冷凍した。

 粧し込みたい気分になり、取り急ぎ頭に豆絞りを巻く。さながら津軽の貴婦人といった感じで大変満足。

 16時頃車で出る。迂回路を通って浪館通りへ出、青森県立美術館へ。短く刈られた芝生が西陽に照らされている。開けた頭上の空はまだ青かった。ミュージアムショップで『あおもり犬』のスノードームを買う。

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 石江地下道から国道へ出てしまうと右折入場できないため、県道247号の交差点で右折し、マツダの角を左折して札幌館の脇から国道へ出る。

 カブセンター西青森店。トイレに寄ると自分の前に並んでいた人が「あの…空いているんですけど、汚いみたいです」と教えてくれたので「やめときます!」と笑顔で去る。買い物戦隊ベニレンジャーの「1日1回だけどがんばってね」と喋りかけてくる犬に対しては1日1回だからがんばるんだろうがよ、と毎回思う。ピンクで4ポイント。産直コーナーで空芯菜、みず、里芋、鮮魚コーナーで生さんま。紐で吊るされたポリ袋と青いポリ手袋が用意されていた。ポリ袋を誤って2枚取ってしまう。それが最後の1枚だったので狼狽えていると、後からやってきた女性が使用済みのポリ手袋を使おうとしてしまったので、自分が余分に取ってしまったポリ袋を渡した。

 17時過ぎ帰宅。里芋の煮物を作る。煮汁が多かったので流しに捨てた。(同じ過ちを繰り返さないために自分の罪について正直に告白しなければならない。)さんまを水で洗う。えらの襞になっているところを見ると、食べ物でなく生き物だという感じがする。塩を塗り、丁寧に焼いた。

 19時頃晩飯。焼きさんま、里芋の煮物、みずの炒め物、みずのなめろう、だしをのせた冷奴、サラダ。グリーンラベル。山形の米鶴ピンクのかっぱ純米酒

 一箱古本市の会場図を作り直していると、自分が出店する場所がないことに気が付いた。天井に張りついてやろうか。流しに置いてあった、氷が溶けてほとんど水のハイボールの残りを飲み干す。シャワー浴びて23時半頃就寝。

Ego sum cogitans

 

 10月13日金曜日。

 7時半起床。白米、サラダ、くらし良好のたまごスープ、昨日余り物で作った野菜と肉の炒め煮、納豆、オクラを茹でて刻んだやつ。食べ終えた皿を流しに置いたまま出る。

 9時40分から勤め。ひどく手に汗をかき何度もティッシュでパソコン周りを拭く。資料が汗で濡れる。要領が悪くていやになる。20時40分頃まで。

 21時10分頃帰宅。今朝洗い損ねた皿を片す。カブセンターで買っておいた醤油だし味の鶏肉を玉ねぎと合わせて焼き、根本さんから畑でもらったねぎを散らす。余り物のとりごぼうのつみれと豆腐とねぎを雪平鍋で煮たやつ、CGCの冷凍餃子、サラダ。22時頃準備を終え、YUKIを聴きながら踊る。疲れて居間の椅子でサルトルの『嘔吐』読む。

 

記すことなし。存在した。 水曜日

 

 23時頃晩飯。グリーンラベル。鎮座DOPENESSの動きを真似る。1時半頃就寝。

 

 

永久に失ってもいいと思えるものが君にはあるか

 

 10月12日木曜日。

 6時58分頃起床。二度寝をしたとて私は7時前には起床したのだ、ということを自分に言い聞かせるためにこうして書くのだ、ということを自分は惨めに感じているのだ、というところまで記しておく。

 朝食に白米、サラダ、おでんの残り、納豆、オクラを茹でて刻んだやつ。床に掃除機をかける。いつもは9時を過ぎてもごみ収集にやってこない業者が、今日は9時にやってきたので慌てて出る。小さな声で謝りつつ生ごみの入った袋を業者に手渡した。先週の日曜に片した畑のごみが4袋くらいあったのだが出しそびれた。

 9時40分から勤め。人事からのメールを追えておらず、9月26日から1時間単位で時間休が取得できるようになっていたことを今日知った。

 18時50分頃退勤。田我流とカイザーソゼを聞きながら寄り道せずに19時20分頃帰宅。『サラメシ』見る。コーヒー飲みながら返信できていないメールや昨日の日記など。

 Instagramを見ていると永久脱毛の広告がしょっちゅう出てきていや。桑田佳祐が昔ラジオで「脇毛は永久脱毛しちゃダメ」と言ってた。まあべつに桑田の意見などはどうでもいいのだが、私が永久に失ってもいいと思えるものは何だろうと考えながらシャワー浴びる。肌に剃刀を当てたが滑らす手を止め、とりあえずこのクサった世に抗うため今日から一切の毛を剃らないことに決めた。風呂場から出て洗面所を簡単に掃除した。

 明日の弁当用に卵、ひき肉を炒めてそぼろ、白菜、キャベツ、玉ねぎ、ぶなしめじ、パプリカと豚こま切れ肉を炒め煮にしたやつ作る。

 0時過ぎ、腹が減りおでんの残りを台所に立ったまま食べる。実家の斜向かいに越してきた人が「どうも、家主です」と言って父に投げてよこしたりんご、きのう飲み残した尾瀬の雪解け。多和田葉子の『海に落とした名前』をめくる音。炊飯器には炊き上がりまでの時間が表示されているから、私はあと6時間は眠ることができる。ところで私には永久に失ってもいいと思えるものは今のところ、ない。