生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

ただ忘れっぽいだけで天使ではない

 

 10月15日日曜日。

 7時頃起床。前の勤め先であるパン屋で買って冷凍していたくるみのロデヴ、バゲット2切れ。アボカドとトマトのサラダ、スクランブルエッグ、ベーコン、サラダ、家主からもらったりんご。

 食べ終えた食器を片して台所周りの拭き掃除。アパートの裏でほとんど放ったらかしで育てていたミニトマトの苗、枯らしてしまったホワイトアンとパイナップルセージの鉢を片付ける。ついでに玄関前の掃き掃除をした。やたらと蛾が死んでいる。

 高校を卒業した頃に買って以来ほとんど着ていないワンピースを着てみた。普段はオニツカタイガーのセラーノ(特にこだわりはない)を履いているのだけど今日は革靴を履いた。槙野のまんちゃんは正装で山に入ってたから。

 11時頃代車で出る。青森空港の有料道路を通らないようにして浪岡へ。ファミリーマートでオレンジジュース買い、再度道を確かめてから出る。国道沿いにある杉沢のガソリンスタンドでガソリン入れる。レギュラー満タン。3,000円を入れ、増え続けるメーターに慄きつつも2,700円くらいで済んだ。

 国道をしばらく進んで藤崎町。右手には薄墨で描いたような岩木山が見える。風に揺れるコスモスを横目に、とはいかず、運転に集中してずっと真っ直ぐ。

 弘前市。二つ目の橋の下を通ってスズキへ。点検してもらっていた車を受け取る。クレジットカードが読み取れなかったため現金で2万4千円を支払った。

 牧野富太郎は山へ植物採集に、鳴門煉煉はブックオフ弘前城東店へエゴン・仕入れに。一箱古本市を企画したはいいものの売ってもいい本を持ってない。一通り全ての本棚を見る。昭和40年代に刊行された岩波文庫の緑帯、宮沢賢治詩集など。全く、インテリぶってやがるぜ、と思いながら抱えて出る。

 みのりのトンネルを抜けて北大通り(パチンコに造詣の深い者であれば『ほくだいどおり』と誤読してしまいがちだが正しくは『きたおおどおり』である)を左折、土手町の郵便局のある通りへ出る。中三に車を停めて歩いてかくみ小路へ。まわりみち文庫。奈良さんに久しぶりに会えてうれしい。外の均一棚から『伊藤整詩集 / 伊藤整』『芸術と実生活 / 平野謙』(いずれも新潮文庫)、『一房の葡萄 / 有島武郎』『貧しき人々 / ドストエーフスキイ 井上満訳』(いずれも岩波文庫)買う。先日まわりみち文庫で行われた「さみしい夜の句会」の話。あいにく自分は一人でいようが誰かと共にいようが寂しさという感情に縁がないが川柳には興味がある。大きな声で笑って楽しかった。『はじめまして現代川柳 / 小池正博編著』(書肆侃侃房)買う。久しぶりに短歌の歌会に参加したくなった。「はなかり市」のチラシを貼ってもらう。

 店を出ると細かな雨が降り出していた。中三の地下にある食品売り場でサンドイッチを買い、駐車券に無料のハンコを押してもらいたかったのだがハンコではなく機械で何かしてもらった。

 15時過ぎ出る。雨が強まる中をサンドイッチと時々オレンジジュースを飲みながら走る。藤崎町あたりまで来ると雨は弱まり、信号を待つ長い列でコスモスを見た。日差しは無かったが、刈り取りを控えた稲は発光しているように金色だった。

 16時半過ぎ帰宅。18時半頃晩飯。大根おろしをたっぷりかけた厚揚げと茄子の煮浸し、空芯菜の炒め物、里芋の煮物、みずの炒め物、サラダ。

 

 

 

 よかった。

 

 これを18日水曜の夜に書いているが、多くのことを書き損ねている感触だけが残っていてとても嫌だ。私はただ忘れっぽいだけで天使ではない。