生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

永久に失ってもいいと思えるものが君にはあるか

 

 10月12日木曜日。

 6時58分頃起床。二度寝をしたとて私は7時前には起床したのだ、ということを自分に言い聞かせるためにこうして書くのだ、ということを自分は惨めに感じているのだ、というところまで記しておく。

 朝食に白米、サラダ、おでんの残り、納豆、オクラを茹でて刻んだやつ。床に掃除機をかける。いつもは9時を過ぎてもごみ収集にやってこない業者が、今日は9時にやってきたので慌てて出る。小さな声で謝りつつ生ごみの入った袋を業者に手渡した。先週の日曜に片した畑のごみが4袋くらいあったのだが出しそびれた。

 9時40分から勤め。人事からのメールを追えておらず、9月26日から1時間単位で時間休が取得できるようになっていたことを今日知った。

 18時50分頃退勤。田我流とカイザーソゼを聞きながら寄り道せずに19時20分頃帰宅。『サラメシ』見る。コーヒー飲みながら返信できていないメールや昨日の日記など。

 Instagramを見ていると永久脱毛の広告がしょっちゅう出てきていや。桑田佳祐が昔ラジオで「脇毛は永久脱毛しちゃダメ」と言ってた。まあべつに桑田の意見などはどうでもいいのだが、私が永久に失ってもいいと思えるものは何だろうと考えながらシャワー浴びる。肌に剃刀を当てたが滑らす手を止め、とりあえずこのクサった世に抗うため今日から一切の毛を剃らないことに決めた。風呂場から出て洗面所を簡単に掃除した。

 明日の弁当用に卵、ひき肉を炒めてそぼろ、白菜、キャベツ、玉ねぎ、ぶなしめじ、パプリカと豚こま切れ肉を炒め煮にしたやつ作る。

 0時過ぎ、腹が減りおでんの残りを台所に立ったまま食べる。実家の斜向かいに越してきた人が「どうも、家主です」と言って父に投げてよこしたりんご、きのう飲み残した尾瀬の雪解け。多和田葉子の『海に落とした名前』をめくる音。炊飯器には炊き上がりまでの時間が表示されているから、私はあと6時間は眠ることができる。ところで私には永久に失ってもいいと思えるものは今のところ、ない。