生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)

昨日眠る前に書いた文章

誠実という言葉を信条に掲げてはいるものの、他人が吐いた煙のようにそれは、ぼんやりとして明快なまでに不快なのだ しかし自分は言ってしまったからな (坂道を転げ落ちるいくつものりんごは赤かったり赤くなかったりする) 善人として生きてゆくことの決意…

デッド・オア・アライブ・オア・ドライブ

わたしの、生きることそのものに対する気概というのは、並大抵のものではない。よりよく生きようと努めることを理知というのであり、すなわちそれこそが人間らしさであるということに、気がついたのだ。しかしこのところ、どうも気にかかることがひとつある…

激情

もう遅い。さまざまのことが、手遅れだ。 それは、鏡の中に残っていないほうの歯や、すっかり昇ってしまった太陽や、囀りやまない鳥の声など、あらゆるものが、取り返しのつかないようすである。 わたしは、何かを書こうとして筆をとったわけだけれど、何を…

ボロいプラネタリウムの近くに住みたかった

ボロいプラネタリウムは学区の外にあったのだけれど、わたしたちは、わたしたちだけでそこへ行くことを、さまざまなものにゆるされていた。 ガラス越しに、わたしたちの住むちいさな町の、さらにちいさなジオラマがあって、「おうし座」とか「ふたご座」とか…

ノイズが透明

「彼女は湖面が揺れるように笑う。風が吹くのを待って、吹く風のとおりに笑うのだ。」 血が本当の赤色をしているのはほんの一瞬であり、わたしの内から外へ流れ出たとたんにゆっくり色を失っていく。それは桜と似ている。開花、ある一瞬を過ぎた花たちは、ゆ…

吐く息の白さで、その人が笑っているのだとわかる

雪が、降りました。季節って順繰りしっかりめぐるのだなと、もういい大人なんだけど、あらためて思います。暖かくできるので、冬はいいですね。 雪が降る前の晩じゅう、強い風が吹いていました。それで、いちょう並木の葉は、すっかり落ちてしまいました。金…

同期する唇

葬儀屋の陰から黒猫がつとつと…っとあるいてきて、それでも自分はいっさい、不吉であるなどと思わなかった。と、こんなのは、ばかな頭の遠まわりだ。自分は黒猫のすがたを見たのではない。不吉であるというたしかな印象を見たのだ。おろかな、知覚の時差にす…

おしり刷り

スコさんへ敬意を込めて I love you♡

おしり

今日は火曜なので、ジャスコはひじょーに混んでいました。1階にある画材屋さんで、木版画の道具一式をそろえようと考えていたのですが、とりあえず、彫刻刀とはがき大のベニヤ板一枚をば。インクや紙は、次回にしますと言って帰って、さっそく、後ろからみた…

9月19日

『日記というものは本来他人に見せるべきではないということを忘れるな』という野暮ったいが真理に迫っているような気もしないでもないタイトルで日記をインターネット上に公開していた。結局はやはり人に見せるものではないと悟って閉鎖したのだけれど日記…

料理のさしすせそ

「料理のさしすせそ」について、セイカクに、あなたは答えられるでしょうか? 「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢…… と続きますが、これは、料理に欠かせない調味料の名を、表すだけものではありません。料理をつくるときの、調味料を入れる順番をも、表…

どぶ川みたいな海!

私の家の裏に流れている、裏の家の人らの生活排水を汲み、微生物を観察する授業に持っていったことがある。小学生の頃、「カトリーナ」というあだ名の友達とふたりで、懸命にどぶ水をペットボトルに、あれ大変だったなあ。幅のせまいどぶ川をまたいで、屈む…

蟻に噛まれた

「いたいかもしれないな」という程度の気づきであるにもかかわらず 蟻に噛まれた 右足の中指をそれほど大事だと思ったことはないが 蟻を執拗に踏みつぶす 復讐心を燃やす これは殺生であるとの自覚を保ちながら 蟻は生きていた 生きていましたね 海がきのう…

おてんとさま

先日ある映画を観たのだが、劇中に「賢い電話(スマートフォン)とバカ人間」という字幕があって、何だかそれが忘れられない。本を読むことや実体験を大事にしない現代人に向けてユーモアたっぷりに言い放った台詞であったと記憶している。 この日、映画が終わ…

すいか

すいすいと泳いできてとうとう七月も尾っぽである。雨の予報はすっかりはずれ、今朝の土は乾いていたから、外に植えている野菜の苗に水を撒いた。もうじき、トマトの実が次々はじける頃で、日々、その明るさを眺めていると、あらゆるものに感謝したくなる。 …

すし

金が入つたら、寿司を食ひに行くのが通例となつてゐる。 市営バスをつかまへて街へ出る。近所のバス停から街までまつすぐ行くバスは、日にいつぽんしかないのである。ちやうど、庭に生つてゐる青いトマトのやうな色のバス。これには風情があつて良い。しかし…

珈琲ポット

黒い珈琲と、白い牛乳を、交互にのんでいる。珈琲を淹れるこつを、つかんできた。ふつうに生きていて、苦味を感じることは、そう多くないので、この黒い飲物が、恋しくなるのか。細口のポットは、洒落ている。長く使ってきたから、手垢、あぶらにまみれてる…

夕に寝る癖

窓を開け放してる うつらうつらとしている こまかい風がくる 皮膚がつめたくなる 夕なのに朝の鳥がないてる 眠って、つぎに目が覚めたとき、 まともな人間になっていたい 昼に食った天丼が、まだ腹にある ましかくの、透いた氷と思ってたのに、 溶けだしたら…

飽きたらやめる弁当

わたしといふのは、じつに絶望しやすい生き物だと、つくづく思ふ。 たとへば、昼時。べんとばこの蓋を開ければ、うれしさふつふつとこみ上げてくる。しかし。箸を忘れてきた、気がついた途端、こころはたちまち、腐つた花だ。 アー、なんと、惨めなのか! 蓋…

明日になったら、お母さんが死ぬような気がした。 夏は好きです。野菜がおいしいから。勤めを終えたあと、近くのスーパーに寄るのが大好き。野菜売り場は、本当にすてきです。だってトマトがずっしり赤い。こんなにすばらしいことが、ありますか。大葉は瑞ま…

その線は水平線

【俳句コーナー】 夏草の背丈に負くれどもhuman はつらつと花を殴りしかの薫風 すくいたし浅瀬のひかりゼリーかな

初夏を素敵に

一生懸命に生きる、こんなにも単純なことが、どうしてこんなにも難しいのだろう。 昨晩、部屋でひとり、自分のからだの形にぴったり当てはまるソファに沈みながら、炭酸の飲み物を飲んでいた。好きなCDもかけていた。すると、北向きの窓を割るような、激しい…

good job

月曜。天気はよかったのだが、お客さんの入りがいまいちで、パンが売れ残る。私の大好きな、くるみといちじくのパンや、オレンジの皮とカシューナッツのパン、くるみ入りのフランスパンなど。 店長はこのあと釣りにいくのだろう、釣り竿を片手に、店のシャッ…

匂いと記憶

この頃ひどく疲れやすい。勤めのある木曜から月曜についてはもう諦めている。休日をいかに楽しむかということに闘志を燃やす方向へシフトした。 さて、私はそんな休日のはじまりに、コーヒーを淹れるのを習慣としている。今朝は居間の机でコーヒーを片手に、…

高3の5月

弟が「高3の5月」とつぶやきながら、紙飛行機を飛ばしていた。はじめはまっすぐ飛ぶのだが、ちらちら左右に揺れながら落ちていくのがおもしろくて、ふたりで何度も飛ばしては笑った。 東バイパスのブックオフで澤田教一の写真集を買った。ページ後ろに鉛筆で…

水筒を忘れないようにしたい

木曜、職場に水筒を置き忘れてきてしまった。金曜、なんとか回収。土曜、今度は家に水筒を置き忘れて出勤。そして今日、なんとか水筒を持って出勤!そして職場に置いてきた。自分で振り返ってみてもばかばかしい。小学生の頃からこのありさまである。明日は…

自転車

風の吹くたびにばったんばったん自転車が倒れるので、それでチェーンが外れやすくなってるのだと思う。きのう夜遅く、携帯の明かりを頼りに、父にも手伝ってもらって直したのだが、かちかち妙な音。明日にでも自転車屋へ行き見てもらうよう父から勧められる。…

カキフライで咽せた

日記たるものやはり起床と就寝の時刻そして天候くらいはまともに記しとくべきなのか。 5月12日火曜日曇り時々晴れ。6時頃起床、体操して朝食。潰したじゃがいものパン。コーヒー2杯飲んだのち紀田順一郎『日記の虚実』読み、支度して家を出る。 国道出ておつ…

今朝、本に挟まってた新刊案内の、さらにその中に、栞が挟まってるのを見つけた。一面に、薔薇の花や葉が密に描かれていて、薄緑色の栞紐がついてる。素敵だと思った。一生大切にしようと思った。 勤め先は賑わってる。ありがたいこと。まだ空が明るいうちに…

猫の速さ

猫の歩く速さというよりは、猫の速さと言ったほうがしっくりくるのだ。友達と別れるのがつらい。ぺたぺた歩き。窓辺にも猫。昼間、ラジオで『さよなら人類』が流れたことと、十日ぶりに見た銀杏の木に青い葉が茂ってたのが印象的な一日だった。