生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

ハートは燃えている

 

 金曜日。祝日。

 11時半に浪館通りのローソンで約束していたが家にチョコレートを忘れ取りに戻って遅刻。善蔵さん。あたたかいペットボトルのコーヒーをくれた。生ガトーショコラの幟を見て「寿司みたい」。

 環状線を走りながら仕事の話。自分は責任を感じながら生きたことがないので相談に乗れず申し訳ない。改装されたみちのくシェイクの趣のなさに文句をつけることしかできないのでせめてもの思いでそうする。海が見え、助手席の窓を開けて二度叫んだ。試しにトンネルの中でも叫んでみたら思いのほか反響した。意味のある言葉を発していたくない。

 散歩道(さんぽどう)。古民家を改装したカフェのアプリコットへ。ドライカレー、ナポリタン。おいしい。食べ終えそれなりにはしゃぐ。そのへんに置いてあった皿か何かの模様がかっこよかった。ここの2階を間借りして製作をしていた雅世さんの話を聞く。ひらがなのかわいい名前。

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 尿(いばり)しに、灰皿が撤去された浅虫のローソンに寄ってもらう。寿司が20円引きになってたのでふつうのといちご味のを買い善蔵さんにいちご味わたす。冷たいレモンと炭酸のやつ、を歌いながら出る。

 サンセットビーチあさむし。足首の高さくらいまである雪の中を漕いで歩く。気持ちいい。冬の湯ノ島は木の葉が落ちてなんともみっともない感じがある。ありのままであらざるを得ない、という状況は人間にはないかもしれない。だいたい繕ってばかりなので。海岸の先まで歩き寝転ぶ。「なんもねー」と叫んでみた自分があまりにもださすぎてまったく笑えなかった。高校生の頃の自分は空が青いだけで腹が立っていた。乾いてはないけど尖ってはいた。

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 車に戻って寿司食べる。おいしい。ふたりして曽我部恵一のモノマネをしながら出る。

 東のB.Oへ。特に欲しいものなし。小学校高学年の頃、浪館通りにあった黄色い古本屋へ行ってエロ漫画を立ち読みしていたことを思い出す。そこが潰れてからは西のB.Oに通っていた。

 青森高校の体育館の軒先に垂れる立派な氷柱。お互いりんご娘さんについては何も言わず。浪館通りのローソンの駐車場でチョコレートわたす。善蔵さんの手を握ってうれしい。楽しかった。

 17時頃帰宅。棚から石原吉郎詩集、飯島耕一詩集、中桐雅夫詩集など適当に漁る。名前のない人の存在が名前を浮かび上がらせる。やたら赤い部屋。

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