生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

シャリアピンソース

 

 晴れ。売れ残ったのをもらったパン。くるみのフランスパンにガナッシュチョコレートが挟まってるやつ。

 パン屋。昼過ぎタカヤさんがきてくれた。会うのは久しぶり。コーポ白樺のこと気遣ってもらってありがたい。タカヤさんは一人暮らしを満喫しているのでやや憎い。

 18時20分頃終える。中央大橋の下をくぐって青い森鉄道の線路沿いから木浪学園の踏切のとこに出る。寒いので上着取りに家に帰るかー、と思い駅前とは反対方向に進もうとすると新町のガストで待ち合わせしてたAとすれ違い声かける。驚いたAが耳につけてたAirPodsを落とす。本当は19時に約束でもよかったのだが、少しでも早く会いたかったので18時45分にしてもらった。のに、いったん家に帰ろうとしているところを見つかってしまって気まずい。帰りはもっと冷えるだろうと思いつつそのまま一緒に駅前へ。

 18時40分頃新町のガスト。ドリンクバーのにんじんジュースおいしい。「シャリアピンソース」というなんか聞いたことないたれがかかったハンバーグを頼んでみる。シャリアピンソースというのはやたら脂っこい何かで炒めた玉ねぎ、みたいなやつだった。自分が幼稚園児くらいの頃まで祖母の家の近所にあった、店内がやけに薄暗いひぐちというステーキ屋を思い出した。そこで食事をした記憶は一度きりだが、付け合わせのにんじんソテーみたいなのが嫌いだった。ひぐちのすぐ隣にあった藤の湯は、これも自分が幼稚園児の頃に火災で無くなってしまったのだが、母と祖父が2人して燃えてるのを見に出かけて行ったのをよく覚えている。伯母か祖母かに「ああいうのを野次馬って言うんだよ」と教えてもらった記憶がある。あの火事の夜に前歯が抜けた気がする。祖父は今はもういない。

 しばらく話す。Aとはこの先も友達でいたいと思うけれど、Aといる時の自分は好きじゃないので心苦しい。シャリアピンソースとライスを注文したのに1,000円にまけてもらった。Aが支払いしてるところを横で見る。

 21時半過ぎ歩いて帰る。寒い。新町をたくさんの酔っ払いたちが歩いている。浪館通りのマーチャンから出てきたおじさんのくしゃみ。特に話すこともない。木浪学園を越えた2本目の踏切に引っかかる。貨物列車が過ぎるのを無言で眺めたあと、蕎麦屋の「芝くら P」と書かれた看板が風に揺れてるのを指差して「ボカロPかよ」と言う。そんなウケなかった。

 取り壊された青い森信用金庫の剥き出しの鉄骨をしばらく見上げ、まったく思い入れがないな、と言い合って別れる。

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