生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

冬の電車

 

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 パン屋休み。昨日母から明日は天気悪いと言われてたがよく晴れている。やや寝坊。10時40分の電車に乗るつもりでいたが10時40分ころ弟と家出る。車が来たので道のわきに避けたら雪ですべって転んだ。左半身を強く打ちつけて痛い。今冬の無転倒記録、春を目前にして破れる。無念。弟に冷ややかな目で見られてつらい。

 11時22分青森駅発の奥羽本線快速弘前行き。足元のヒーターあたたかい。新青森で降りそうな標準語のサラリーマン2人。「漫画、なんのアプリで読んでんの!」という上司の声がとてつもなく大きい。気まずそうな部下が声低くつぶやく。マンガボックスです…。「いいよな!時間つぶせるもんな!」こんなので気が散るのはいや。とぎすまそう、と胸に言い聞かす。やはり彼らは新青森で降りた。青天が気持ちいい。山沿い。雪面に木々の枝の影。斜面のそれはとくにいい。五所川原の姉から悪天の写真が送られてくる。気象の境を目撃せんと読んでた本閉じるが「板柳抜けたら晴れた」と連絡きたので安心して眠る。弟はずっと眠っていた。

 12時ちょうど弘前駅。冷える。いい天気。弟と「いやー、青森とは寒さの種類がちがうね!」とか知ったようなことを言い合う。小山古書店の前通りすぎ、土手町まで歩いて古着屋で弟の服見る。弟の意向を汲まず自分が着てほしいと思うシャツを選んで買わせる。最低。自分はかごに乱雑に積まれてた中から緑色のTシャツ掘り起こして500円で買う。消費税おまけしてもらった。

 13時ころ車で来た姉と合流。イトーヨーカドーの地下、ひな祭りの催事でにぎわう。姉がああでもないこうでもないと言うの聞きながら無印良品見る。昼飯求めてうろつくも結局なか卯。ちょうど券売機の点検をしてたのだが何食うか迷い、時間かかってしまって申し訳ない。なんかPayPayに身に覚えのない1000円が入ってたのでそれで払う。親子丼とうどん。食べすぎた。なか卯、お冷でなくて緑のお茶なのがちょっと、ということで珍しくきょうだいの意見が一致する。他校に通う弟の友達の卒業アルバムになぜか弟の写真が載ってる話。弘前からずっとまっすぐ藤崎、浪岡を抜けて大釈迦駅そばにあるパン屋で母へのお土産買う。さつまいものベーグル。知らない番号から着信あり無視してたが留守電を聞くと保証会社から審査の電話だった。姉にコッペパンわたし、大釈迦駅で別れる。無人駅。待合室にある電光掲示板を当てにしてたがまったく機能せず、電車が近づく音に慌てて乗る。車内を歩く駅員に声かけて切符買うもちょうどトンネルにさしかかり大きな声で乗車駅と降車駅を告げなければならず。仕方ないとはいえやはり電車の中で大声を出すのは気が引ける。青森着く。弘前と大して変わらない寒さ。次は桜の季節に行きたい。

 帰宅。さっきの電話かけ直す。借金の有無、年収や貯金など聞かれる。年収とか気にしたことなかった。生きてるだけで、ワーイというのもあながち間違いではないような気がしてくる。両親には金のことで苦労かけたくないが。