生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

ティラミスと山椒

 

 1月14日土曜日。

 「明らかに自分の身体ではないものを操縦する違和感」と、車の運転について、高校生の頃に出会った友人が話していた、ような気がする。徒歩は究極の身体性を伴った移動の方法で、故に心地よく、次いで自転車、と私は位置付けている。▷本谷由希子原作『生きてるだけで、愛』の劇中に「あたしと別れられて、いいなあ。」というような台詞があって、私はその場面を時折思い出す。▷今日、かれんちゃんと話をして、このどうしようもない私を操縦することができるのは私しかいないのだということに思い至った。歩くことを苦痛と感じない人間は、その人生を生き抜くことのできる人間に違いない。私は最後まで私と別れようとはしないだろう、と。