生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

夏の乾き

 

 7月29日金曜日。

 目が覚めたら生きていた。死んでいたら目覚めないか。

 かれんちゃんへ尊敬の念を込めてラルフローレンの白いポロシャツを着た。10時半頃母と歩いて出る。浪館通りに出たところで別れてローソンへ。アイスコーヒーとパン買う。外の柵に寄りかかってコーヒー飲んでたらかれんちゃんが来る。かれんちゃんも朝ごはん買って出る。

 ヤマダ電機まで送ってもらい、かれんちゃんとはいったん別れる。トイレへ。整腸剤を切らして飲まずにいたら便秘になってたのだが、今日6日ぶりにうんこが出て涙が出そうだった。手を洗おうとしたら洗面台に小さなゴキブリがいたが6日ぶりにうんこをした人間の心のゆとりといったらない。

 月々の携帯料金が1万円ほどかかっており馬鹿らしいことこの上ないので格安スマホに乗り換えた。平出さんに似てる店員。JCBの商品券を2万円ぶんもらった。意味が分からなかったがもらっておく。

 歩いてブックスモアへ。八甲田の山々が青い。3階の壁棚に『現代思想』8月号があったので買う。商品券は使えなかったので500円玉貯金を崩した。会計を済ませたところでかれんちゃんと合流。相撲の手ぬぐい。

 南佃にある星乃珈琲店へ。かれんちゃんお気に入りの店らしい。私は19歳の頃に新宿の星乃珈琲店で注文したら訛りが強かったのか店員に「は?」と言われたことがあるから全然好きじゃない。ちなみに、バスタ新宿の人に話しかけられ小声で応じたら外国人(アジアの)だと間違われて続きを英語で話されたこともある。

 無事に注文を聞き取ってもらいオムライスと彦星ブレンドを頼んだ。かれんちゃんはカツサンドとアイスコーヒー。かれんちゃんからカツサンドもらって食べた。おいしい。床に落ちる光。

 14時過ぎ出る。途中、ダイドーの自販機でスポーツドリンクを買ってもらった。かれんちゃんの畑へ。農作業用の道具が(秩序ある乱雑さで)積まれた後部座席を指し、「A型の人の車とは思えないでしょ」とかれんちゃんが言う。まー、鳴門煉煉は血にも星にも抗うスタイルを見せつけていく。畑に入って草むしり。かれんちゃんは気を遣ってくれ「適当でいいよ」と言ったが、「いかなる行動をもでたらめにおこなうな」という自省録第4章の2に則り、畝間のひとすじを懸命に草をむしりながら這って進んだ。草の根の太いこと。ダンゴムシ、ワラジムシ、小さいムカデ、ナメクジ、ミミズなど。しばらく作業していたら日が傾いたのを感じてよかった。風が吹くだけで気持ちいい。そばにある小径へ行き、じょうろに水を汲んだ。洗っても洗っても土色の腕。セミが濃く鳴いている。梅雨が明け、夏の乾きをやっと感じた。サツマイモの蔓返しをしたり、ネギの苗を植えたり、からし菜の播種をしたりした。今度はからし菜の間にカブを1列植えるらしい。赤く熟れたミニトマトもらって畑を出る。

 帰りの車でりんご娘を聞きながら踊り、浪館通りのローソンまで送ってもらって別れる。楽しかった。17時過ぎ帰宅。