7月15日金曜日。
2日ぶりに出勤した。堀さんが「寂しかった、あなたを見ると元気が出る」と言った。
18時過ぎ終える。国際ホテル側の出口から出る。だいぶ疲れた様子のほしさん。ニコニコ通りを抜け、昭和通りを横切り、夜店通りへ。「我々を祝うようにして」点いた商店街の明かり。シネマディクトの前で話して別れる。
エレベーターで3階へ上がる。シネマディクト。だいぶ久しぶり。松井至監督『私だけ聴こえる』18時35分からの回。レイトショーで1,200円。自分含めて10人くらい。
耳の聴こえない親を持つ"聴こえる"子供「コーダ」に焦点を当てたドキュメンタリー。少数派に置かれた人々は自分の居場所を探すことになる。間を生きることの葛藤。タイトルにある「私だけ」という言葉がコーダとその親の関係性を象徴している。家の外へ出れば聴こえるのは私だけでは無いのに、そうではない。
終映後、明るくなった劇場内で声を上げる人たち。手話を交えて会話していたその人たちに自分は奇怪なものに対する眼差しを向けていたような気がする。
20時過ぎ出る。さらさらとした風が吹く国道を歩く。20時半頃帰宅。グレープフルーツの食べ方で父親と喧嘩した。