生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

雪見だいふく

 

 土曜日。レイテストナンバー。

 11時頃両手に長靴持って出る。浪館通りのローソンでHさんと落ち合う。

 休館中の青森県立美術館へ。長靴に履き替える。歩くスキーのおじいちゃんに挨拶してから新雪の上を歩き回る。木の枝の影に近づくことができてうれしい。寝食を忘れてひたすらに坂を滑り降りる尻の跡で創作し続ける少年がいた。三内丸山遺跡まで続く道のあたりまで歩く。橋の下を伝う雪解け水。低知能。

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 とてもお腹すく。広州へ向かう車内で何を話していいかわからず薬物の話をしてしまった。坦々麺おいしかった。

 旧国際ホテルのあたりに車を停める。抽象化された人間みたいな生き物が抱き合ってるモニュメントは、野坂徹夫の『出会い』という作品であるというのを今日初めて知った。

出会いは
とつぜん訪れる
風のように

けれど
ここに吹く風は
たしかな微(しるし)

心と心の
結び目のような

 歩いてらせん堂へ。三浦さんにHさんを紹介する。うれしかったけどなんか変な時間だった。三浦さんに「ありがとう」と書かれたいちご味のビスコをわたす。500円の値札をつけて返された。天沢退二郎詩集、新川和江詩集、入沢康夫詩集あわせて500円で買う。尾形亀之助

 車に戻り、Hさんに蒸気でホットアイマスク、入浴剤、白紙のままの一筆箋、形式としてのチョコレートをわたす。

 県総合運動公園へ。長靴に履き替える。傾いた西日で木の影が長く伸びる。フェンス越えて県営野球場へ。電光掲示板の下まで歩き、疲れて座りこむ。球場をしばらく眺めていた。手はいつでも黙っていて好きだ。

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 浪館通りのローソンまで送ってもらって別れる。楽しかった。靴下。