生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

ドライブ・マイ・カー

 

 土曜日。

 13時30分頃浪館通りのローソンへ。Hさん。会えてうれしい。

 カメラのキタムラ。昨年末から撮り始めた写ルンですがこないだ終わったので現像してもらうため預ける。

 猛吹雪。ユニクロで仕事用の黒いカーディガン買ってもらった。

 カメラのキタムラ。27枚すべて現像できていた。自分の写真に写り慣れてなさ、がすごい。自分は高校生の頃、球技大会で「Instagramの投稿が洗練されてるから」という理由でカメラ係を任されたほどなので写る側の人間ではない。つか、本当に洗練されている人間はInstagramとかやらないのでひたすら恥ずかしい。競技が始まってからもデジカメを振り回しながら被服室のある廊下をひとりで歩いたことは覚えている。体育館の床に座っていたことを思い出そうとすると、「スポーツブラじゃだめだよ、ちゃんとしたのつけないと」と同級生が話していたのを聞いていた小学生の頃の記憶と混ざる。

 青森松竹アムゼへ。お腹すくので自販機でQooちゃんのぷるぷるゼリーみかん味買って食べる。おいしいけどすぐなくなった。あと2個は食べときたかった。

 濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』。多くを語らない人間たちが物語を加速させていったのはかっこいい。沈黙が聞こえる……というときにお腹を鳴らしてしまって申し訳なかった。

 満車だった駐車場はがらんとしていた。細い月。Hさんの車に積もった雪を下ろす。駐車場に足跡をつけて遊ぶ。

 浪館通りのローソンまで送ってもらう。Hさんが放った青いライターを掴む。自分だってタバコの1本くらい吸っておかないと下手に長く生きすぎてしまうと思う。楽しかった。

 禍々しい赤いサイレン。近所で火事があった。三日月が煙の向こうで明滅しているように見えた。火の粉が散ってくるほうへ歩くと知らない人の家が燃えていた。窓から息を吹くように上がる炎。こんなこと不謹慎だがいつまでも見ていられた。やってきた若い男性がスマホで動画を撮り始めたのを見、なんとなくその場を去る。焼けた家が風になってこちらへ飛んでくる。黒くて乾いていた。