生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

虎、猫

 

 日曜日。

 8時40分頃浪館通りのハッピードラッグ。Hさん。青森県立美術館へ。今日から3日間、各日先着20名に配布される『タイガーねぷた』を捕獲すべく9時半の開館を前に張り込む。すでに駐車場には車が数台停まっており焦る。そばを歩く女性に声をかけると美術館で働いている人だった。「9時半からですけど……」と言われる。9時を過ぎてようやく我々の後ろに列ができ始めた。

 9時半開館。Hさんが「お年玉」といって入館料を払ってくれた。整理券をもらい、企画展『東日本大震災10年 あかし tastaments』コレクション展『2021-3 縄文と現代』。

 八戸市出身の演出家、豊島重之によるカルトポスタル(絵葉書 / 切手つき消印つき写真)がとてもよかった。マイクから極小音で流れる声に耳を澄ますのも面白かった。

意味には〈意味がない〉、それこそが〈意味〉なのだから。

 とあり。これは〈意味〉を〈意味する〉、意味してしまうのではないだろうか。それはすなわち〈意味〉には本当に〈意味がない〉ということを〈意味して〉しまわないだろうか。意味には意味がないことを否定しきる、真の意味で意味から意味を振り切るだけの強さがこの世のどこにあるのだろうか。自分はどこにもないと思う。意味を単純に肯定することを恐れる癖。

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 山城知佳子の映像作品『あなたの声は私の喉を通った』。沖縄戦を語る老人と女性の顔と声が重なる。昨年アムゼで見た沖縄戦のドキュメンタリーが思い出される。

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 張り切って並んでもらったタイガーねぷた

 12時頃浪館通りのローソンでHさんと別れる。楽しかった。いったん帰宅して荷物を置き、今年最初のトムヤムクンヌードル食べる。

 14時おてさんの家のピンポン押す。新年の挨拶。上げてもらい、レモンとウーロンにも挨拶。会うのは2回目にもかかわらず2匹とも優しくしてくれてうれしかった。

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  雅なウーロンさん。

 少しして出る。おてさんお手製のニット帽かわいい。歩いて廣田神社へ。混んでいた。焚き上げてもらうため去年のお守りやらお札やらを洗濯カゴみたいなのへ入れる。紫色の謎布を迷いつつもお札コーナーに仕分けするおてさん。

 国道へ出る。浅草のたんぽぽハウス行ってみたい。おてさんのズボンの裾が濡れる。新町通りをしばらく歩き回ってさくら野の3階にある喫茶店「花の街」へ。初めて入った。自分はアイスクリーム2種盛り、おてさんはフルーツパフェ。おてさんから無病息災を願ってドライフラワーをいただく。「みんだいさんが風水的によくないって言ってたんですけど……」と心配していた。「急に目が見えなくなっちゃって」と言いながら、店員に手を引かれて席に着く女性。そのあと普通に女性セブンを読んでいたので本当に急に目が見えなくなるんだな、と思った。危ない。

 しばらく話してから出る。海を見に行くつもりだったが吹雪いてきたのでよす。寒いのでラビナへ。無印良品で靴下とするめシート買う。おてさんがお母さんを召喚してくださったので車に乗せてもらう。石膏像とか現代川柳とかの言葉を自分の母親の口からは聞いたことがない。ペンクラブに入ろうと思った。浪館通りのローソンまで送ってもらって帰宅。楽しかった。