生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

俺たちはみんなキャノンボール

 

 朝は少し雨が降っていたがすぐにやんで晴れ。母が握った鮭のおにぎりと味噌汁、Mちゃんからもらったきゅうり。

 パン屋。店長が操作している謎のプレイリストからDJ OZMAの『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』が流れた。

 自称"青森市で一番不幸な男"来る。にこにこしていてどこも不幸に見えないが。「うれしいー」と言いながら帰っていった。ああいう人だって誰にも見えないところで涙を流しているのかもしれない。いや、どうなのか。

 18時前終えて出る。平和公園の前でお客さんのKさんとすれ違い挨拶する。国道から本町通ってアパホテルの近くのローソンで本搾りのグレープフルーツ買う。青い海公園へ。空。東側のアシカの近くに自転車停め、段差のとこに座って飲んでたら通りすがりの老人に「いいね」と親指を立てられた。夢で逢えたら

 Sさんからメールあり、先日パン屋を訪ねたのは自分です、と。申し訳ない。自分の書いた文章をもう何年も見てくれている人。会ってみたかった。

 19時20分頃発つ。暗くなった。青森港に架かるラブリッジ(名前、どうにかしてほしい)を弱った頭で通り抜けるのは本当に気持ちがいい。キャノンボール。たしかどこかの自販機の横に缶のごみ箱があったはず、と思いながらポケットに空き缶ねじ込んでいたけれど見当たらず。家まで持って帰る。

 父が家の外でたばこを吸っていた。何歳のときから吸ってんの、と聞いたら「……中学生だな」と言った。最高じゃん、と言い残して先に家に入る。

 今日は祖母の誕生日らしく、ユニバースの寿司、みたいなやつ。87歳。こんなに長生きできるとは思わなかった、と笑っていた。まあ、複雑な思いではある。俺たちはみんな明日死ぬかもしれない、と弟がふざけた感じで言う。俺たちは明日死ぬかもしれないってさ、どうする。だけど明日死ぬかもしれないと思いながら今日を生きるのもいや。