生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

アニサキス

 

 パン屋。祝日。予報では晴れだったが窓の外を見るたび雪が降っていた。

 閉店後、工場で作業。陸奥湾で店長が釣ってきたという鱈を揚げ物にするため下拵えをする店長とKさん。自分はふたりに背を向けて洗い物、とくに相槌も打たないがふたりの話を聞いてはいる。「アニサキスだ—」と店長が言うので洗い物する手を止め、見せてもらう、糸というには太いけれども紐というには細い、唯我独尊アニサキス幅。はじめて見た。4年くらい前、パン工場に勤めていたときは食中毒予防のため刺身などナマモノを食べることは原則禁止されていた。その頃から憎しみが募りずっと探していたのでうれしい。まだ見たことのないものに毎日遭遇したいと思うがそれは贅沢なことなのだろう。アニサキスで思い出し、ランタンパレードの『ケツニキス』聞く。ファンクがファンクであったときから。