生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

職務怠慢

 

 起きると道路は濡れていたが晴れ。パン屋。この頃「ブルベ」「イエベ」というのが気になっている。なんか肌の色のことらしい。「ブルベ」の人はシルバーの、「イエベ」の人はゴールドのアクセサリーが似合うよう。レジ打ちの際女性のお客さんを注視し、シルバーのネックレスが似合っているからこの人は「ブルベ」なのだな、とか思いながら仕事をしているのだが、今日お客さんが買ったパンを袋に詰めるのも忘れて考え事をしてしまった。我に帰り、謝り、慌てて袋詰め。お客さんは笑って許してくれたが、ニューヨークの肌の色のことを考えていたとは言えない。嶋佐が「ブルベ冬」、屋敷が「ブルベ夏」。

 気を引き締めて職務再開。10円多く支払ったお客さんに10円多かったです、とお返しするとべつに黙っててもよかったのに!と言われる。いやいや〜、と笑い合いながら、人を欺かない生き方を選択できることを喜んだほうがいいな、と思う。

 人生で初めてのパーマをかけに美容院へ行った弟から「変って言われそう」とLINEあり。「楽しみにしてるよ…」と返信すると「なにが…なんずや」とさらに返信がきた。

 閉店後、工場でマーガリン塗る手伝いしてると上のアパートにお住まいのAさんがやってきて「水出ますか?」と。上で水が出なくなったらしい。Kさんが洗い場の蛇口ひねると普通に水が出た。出ますと伝えるとあらそう、と戻っていった。鶏肉にフォークで穴を開けていた店長に「自炊してる?」と尋ねられ「もうアパートに帰ってないです」と聞かれてもいないことを答えてしまい、後から「自炊はしてましたけど」と付け加える。退去申出に至るまでの経緯をまとまりなく話す。自分が帰る頃にはもう上のアパートでは水道工事の業者が工事を終えていた。見習って欲しいですよ、と吐き捨てて退勤。月の、照らされていないところがよく見える。

 19時45分頃帰宅。パーマかけた弟がこっちを向いてくれない。てっきりひどいことになってると思ってたから指差してばかにする準備をしていたのだがべつに変じゃない。19歳の頃に就職で横浜に出たとき、調子こいて行った下北沢でたまたますれ違った小学校の同級生みたいな髪型。