生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

おしり

 

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 今日は火曜なので、ジャスコはひじょーに混んでいました。1階にある画材屋さんで、木版画の道具一式をそろえようと考えていたのですが、とりあえず、彫刻刀とはがき大のベニヤ板一枚をば。インクや紙は、次回にしますと言って帰って、さっそく、後ろからみた女性のおしりを彫りました。

 自分は最近、このおしりのことで頭がいっぱいなのです。棟方志功記念館のお庭にあった彫刻です。ひと目見て、いいなあと思いました。それからおしりが好きになりました。

 でも、どんなおしりでもいいってわけではないです。それは言葉どおりの尻軽です。覇気のあるおしり、やさしさのあるおしり、脂肪のうねうねから生命が感じられるおしりなど、自分の好きなおしりはさまざまあります。

 棟方志功(スコさん)にはこんなエピソードがあります。おさないころ、田んぼに飛行機が墜落したので、みなで学校を飛び出して見に行きました。すると、急いでいたスコさんはすってん転んでしまった。そのとき、目の前に咲いていたのは沢瀉(おもだか)の花。スコさんは飛行機のことも忘れ、その気高い花に見とれます。そしてこう思うのです。「この美しさは、自分だけのものだ。自分は、この美しさを表現できる人間になりたい。」

 スコさんにとっての沢瀉の花が、自分にとってはおしりなのです。ちなみに、この女のひとがおしりを突き出して見ていた先には、ひこうき雲がありました。