生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

海を見に行きたがる 友達を自慢する

 

4月9日土曜日。4時半頃起床。顔洗って歯磨いて4時50分頃自転車で出る。右にグレーの、左に赤の手袋。気温1度とはいえ風は柔らかい。薄青い明るさの間を縫って青森港新中央埠頭へ。乾いた草が伸びている。自転車を鍵もかけずに停め岩場を駆け降りる。水面の弱い揺らぎ。水はわずかな光をも反射する。そして静かに凹凸は繰り返される。5時30分頃太陽が震えながら昇ってゆくのを見る。目が痛む。これは大仰な感じがして好きじゃなかった。盛大な喜びを欲してない。例えば波が岩を打ち鳥が鳴いたとして、夜明けはそれらで静寂を構成してしまう。こういった矛盾を手放してはいけない。そして街には明るさがあったほうがいい。私が待っていたのは日が昇る瞬間ではなかった。始発前の駅前のバスターミナルを突っ切る。ラジオ体操をするので6時半前に帰宅。

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4月12日火曜日。善蔵さんと、善蔵さんの故郷である蓬田村へ。玉松海水浴場で海を見た。折れずにしなる。漁港の防波堤に腰掛け餅を食う。川と海が衝突している。押し寄せ押し返すどちらにも属さない水の濁り。自分もこの拮抗の中で濁っていたい。善蔵さんの実家でいただいたコープのスポーツドリンクがおいしかった。

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