生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

二煉二煉

 

f:id:gmkss:20201230175336j:image

 ぼた雪散る、善知鳥神社へ参るその中途、老人が自分を向いて「ば~ん」と発声。老人の手は黒い拳銃となり自分はちょうど胸の辺りを貫かれた。鳩が豆鉄砲をうんぬん、ところで鳥っちゅう動物にはたいへんご立派な予知能力が備わっているようでして、神籤を引いたら凶。自分の二〇二〇年というのはこうして幕を開けたんであります。二重の丸、その語呂のよさからめでたい一年を想望した者にとっては悲痛な年であったことでしょう。しかし自分は元日より老人に銃殺されておりましたゆえ、痛くもカユくもないのでした。もしちょっぴりんでも絶望なさっている方がおるのでしたら、今度は自分が撃って差し上げましょう。これはひとつの諦観であり、諦念ではないのです。期待しないとゆうんもまあ、裏切られる愉しみに欠けますからね。愉悦愉悦! それにしたってやはりピストル。距離を保つんが吉ですよ。