2022-06-18 花矢の柵 日記 6月18日土曜日。 朝起きて居間に降りると母親に新聞を差し出される。一面に大きく「志功館 23年度閉館」の文字。「記念館を運営する財団法人の理事会、評議員会で既に了承されている。」の一文に、突き放されるような思い。もうどうすることもできないのだという無力感に苛まれる。所蔵品は青森県美に収蔵されるとのことだが、それだけでは何も解決していない。怒り、呆れ、感情だけで終わってしまってはいけない。棟方志功の花の矢が私の心を射ったのだ。さち子さんから連絡あり、少し励まされた。