生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

みそ汁200円、脳みそ6キロ

 

 雪。風はおさまった。朝、横断歩道を渡ろうとしたらいつも行ってる歯医者の若夫婦が信号待ちしてたのでなんか気まずく、すこし歩いて自分は次の横断歩道を渡る。渡り終えたところでちょうどさっきの若夫婦といっしょになりさらに気まずい。ものすごい早足で歩いて撒く。すね痛い。

 パン屋。工場で洗い物してたら店長とKさんが海鮮丼だのローストビーフ丼だのの高級料理のデリバリーのチラシを見せてくる。みそ汁200円。何故かこういうチラシが届くと店長が工場に貼り出すのでみんなして見る。気圧のせいかずっと頭痛く、レジ下に備えてある救急箱の中に薬あったよな、と思い見ると使用期限が今年の1月で切れていた。他の絆創膏やら風邪薬やらもすべて期限切れ、ごみ箱が救急箱になった。

 家に仕事(試食とも言う)を持ち帰る。3週間後に健康診断があるのだが前の年と比べて6キロ体重が増えてるので行きたくない。まー、脳みそが6キロ増えたのでは仕方がないか。

あっちが西か

 

 パン屋休み。暴風雪。風もちょっと休んだっていいんじゃないのか。いつもよりやや遅く起きウインナーと目玉焼きとごはん食べる。

 洗濯など済ませ通販番組の電気圧力鍋ほしいなーとか思ってると姉が来る。Snow Manの目黒くんとラウールくんのアクリルスタンドもらってうれしい。姉が車を車検に出したので代車に乗って出かける。シフトレバーのBって何、バックだべ、とか言ってたら前進して壁にぶつかりそうになった。あとで調べたらブレーキのB。

 市役所の駅前庁舎へ行き必要な書類もらう。もとはファッションビルとかいう画期的な建物だったが赤字で経営が倒れたので市が買収、現在は市役所の各窓口が置かれている。かつてこの建物の4階にはゲームセンターがあった。小学6年の夏、友達とふたりで『太鼓の達人』に勤しんでいた日々。メダルゲーム機の下にはよく100円玉が落ちており見つけては拾っていた。今4階には生活福祉課がある。

 ブックスモア青森中央店。正月に伯母からもらった図書カード使って小野あらた句集『毫』買う。車の中で序文を読む。「飾らないよろしさがある」

 帰り、でかいもの見たさで業務スーパーに寄る。車を停めると沈む日がまぶしい。あっちが西か、と言う。

 帰宅して『毫』読む。たのしい。

湯に浸る

 

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 パン屋休み。風の音で目が覚める。家の外を何か軽いものが転がってるような音もするが確かめることはせず。しばらくして起き、朝飯を用意する。香燻(ウインナー)おいしい。バナナマンの日村さんが星野源40歳の誕生日に40本あげてたやつ。しゃらくさい朝飯の写真撮る、調子こいたバターの塗り方。雪の日の自然光。きのう書き損ねた日記書く。

 洗濯。黒の無地かと思いきやじつはミッフィーちゃんの顔がついてるこだわりのマフラーに「男のエイジング臭 撃破&予防」と書かれたリセッシュ吹きかけ、干す。風があまりにも強く外に出ようとは思えず。

 『監察医朝顔』1期の第1話の前編見る。再放送。うれしい。

 夕飯の前に風呂入る。水道代がー、と母がうるさいので毎日シャワー浴びるだけだったが「入湯料払いますから」と駄々こねる。入湯料はまけてもらった。浴槽を掃除してから湯を張る、10年ぶりくらいに実家の湯に浸かった。家の中にもこんなにすばらしい施設があったではないか……と感慨に浸るもオリンピック2回やってもまだ入ることを許されない風呂。

 夜、弟が大学に提出する初めての課題を書くというのでパソコン貸す。経営だか経済だか知らないがそんな感じの学部。まー、弟が将来1万円札の肖像となることを期待したい。自分は部屋に戻って本のページめくっただけで眠ってしまった。

左利き

 

 濃い霧。都会ぽくてかっこいい。交差点で減速せずに右折する軽自動車、その運転手の上体の角度を見る。

 パン屋。食パンの袋の口を留めるちょっとした動作から、自分が左利きであることを常連のおじいちゃんに見破られていた。この間ペンを持って字を書いてるのを見たときやっと確信したんですよ、と。パン屋に勤めてはじめての冬、かわいい手袋ですね、でも指が寒くてね、仕方ないんだけども、という何気ない会話からこのおじいちゃんがポケモンGOを生きがいとしていることを知る。毎朝4時から歩いており、その途中でパン屋に寄ってくださる。自分のポケモンGOの相棒はこのおじいちゃんに交換してもらったポニータの色ちがい。自分が久須志神社のあたりに住んでいることを話すと4丁目ですか?と。なぜ4丁目なのか尋ねると「昔、恋人が住んでいたんですよ」

 モンスターボール投げるときは右手ですよ、と言ったが流された。

 雨。父に車で迎えにきてもらう。コンビニに寄り、ちょっと高いカップラーメンをふたつ買って20時ころ帰宅。父が湯を沸かして注いでくれたが手を滑らせ、そばで見ていた自分の指にかかる。反射神経がいいですからね、とか言って何でもないふりをしたが鈍くて避けられずふつうに熱い思いをした。

 21時から『監察医朝顔』第14話。『相棒』とか『科捜研の女』とかみたいにずっとやっててほしい。生の尊さは死によって損なわれるものではないと感じながら。生きている、ということ。

 日記書きながらパソコンの前で眠ってしまう。

仏像

 

 晴れ。気温も高く春のよう。春よりもいい季節があるとするならばそれは5つめのやつ。リポビタンD飲んでパン屋。

 20時ころ帰宅し夕飯たべながら『青天を衝け』見る。父曰く「誰でも幼少期の頃がいちばん面白い」

 22時半から稀代のエンターテイナーこと宮本さんと電話。実家の仏像、寄生虫の文学。フィッシュマンズのファンが嫌い(自分はべつに好きでも嫌いでもないが)。楽しかった。ランタンパレードの『Lantern Parade』、黄色いバラのやつ、かけたままにして眠る。

夕暮れや揺れ

 

 

 晴れ。目覚ましが鳴る前に物音がしたので起きる。見ると枕元に置いていた文學界1月号が床に落ちていたので拾い上げまた眠る。

 パン屋。客の来ない暇な夕方、土井善晴が漬けたなすみたいな空の色。夕暮れが青いのはいい。快活さも悲しさもない、ただ青さだけがある。そういえば、野呂邦暢の随筆『夕暮れの緑の光』につられてか、夕暮れの緑の光を夢で見たことがある。電車の窓から眺める、角ばった都市の輪郭に円状の光。

 パソコンの前でうとうとしてたら揺れを感じる。除雪車がきたときのそれとは違う、ぬめぬめとした気味の悪い揺れ。きのう、あるブログで「大地震の予兆みたいなものがきた」というふうな記述を読んだばかりだった。NHKをつけると禍々しい感じの画面。「原子力発電所で異常があった、という報告はなかった」という回りくどいアナウンスにいらだつ。

 

たま

 

 快晴。朝は放射冷却で冷える。きのう天気予報でエイミーちゃんが言っていたとおり。

 パン屋。包みに「たま」と書かれたサンドイッチもらう。高校1年のときの美術の授業で近藤聡乃作『電車かもしれない』のミュージックビデオを見た教室のなんとも言えない空気を思い出す。ふつうにたまごのサンドイッチだった。

 青森市内2箇所のブックオフを探して1枚だけ見つけたフィッシュマンズのCD、ライブ音源が3曲入った緑のやつ聞いて寝る。