生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

夕暮れや揺れ

 

 

 晴れ。目覚ましが鳴る前に物音がしたので起きる。見ると枕元に置いていた文學界1月号が床に落ちていたので拾い上げまた眠る。

 パン屋。客の来ない暇な夕方、土井善晴が漬けたなすみたいな空の色。夕暮れが青いのはいい。快活さも悲しさもない、ただ青さだけがある。そういえば、野呂邦暢の随筆『夕暮れの緑の光』につられてか、夕暮れの緑の光を夢で見たことがある。電車の窓から眺める、角ばった都市の輪郭に円状の光。

 パソコンの前でうとうとしてたら揺れを感じる。除雪車がきたときのそれとは違う、ぬめぬめとした気味の悪い揺れ。きのう、あるブログで「大地震の予兆みたいなものがきた」というふうな記述を読んだばかりだった。NHKをつけると禍々しい感じの画面。「原子力発電所で異常があった、という報告はなかった」という回りくどいアナウンスにいらだつ。