10月20日木曜日。新聞広告の日。
勢衝青天攘臂躋 気穿白雲唾手征
というのは渋沢栄一による漢詩だが、「私は青天を衝く勢いで 白雲を突き抜けるほどの勢いで進む」、大河ドラマ『青天を衝け』で放送されたこの一節は誤訳らしい。
正しくは「青天をつく勢いの岩山を、腕まくりして登る。山のモヤは白雲に達するほどであり、手にツバをつけて行く」。青天を衝いてるのは渋沢栄一でなくて山なのだった。
(参照『青天を衝け』第7回)
今日は母親の誕生日だから駅前でバタークリームのケーキを買った。母親は「生まれてから今日まで、楽しかったことがひとつもない」と言ったことがある。
かつて自分が『日記というものは本来他人に見せるべきではないということを忘れるな』という題で書いていた日記。同じ町に暮らす人たちにすら会えなくなるのだろう、という気分が本来人に会うために必要な努力の存在を思い出させる。私の脳の欠陥!