10月21日金曜日。
駅前の広場でUさんとばったり会う。「ヘッセの『車輪の下』は高校生の頃に読んだよ」
古書らせん堂へ。外の棚を見ていると店のそばにある倉庫から三浦さんが出てきた。水漏れの小噺。この頃は佐藤洋二郎の小説に夢中になっている、と。ツイッターで見た『忍土』の帯には「—どう生きても、ためらいがある。」とあった。11月1日に岡造道に開店するというブックカフェとバーの店『ボヘミ庵』の話。イトーヨーカドーのくまざわ書店でアルバイトをしたい、と相談した。『狂人日記 / ゴーゴリ 横田瑞穂訳』岩波文庫、『人間の土地 / サン・テグジュペリ 堀口大學訳』新潮文庫、『さすらいの記 / ヘルマン・ヘッセ 尾崎喜八訳』講談社文庫買う。あわせて1,000円。
揚げるより焼いたほうがうまいのに、と思いながら餃子を揚げて食べた。何も覆されなかった。
りんご箱を使って本屋の真似をした。一冊だけを選ぶとしたら私だって『新版 夜と霧 / ヴィクトール・E・フランクル 池田香代子訳』みすず書房を選ぶだろう。疲れ果て、床で寝る。