生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

転居

 

 19日土曜日。青森市内のアパートに転居した。引越し当日はほしさんの両親と自分の父と弟に手伝ってもらい午前中で荷物の搬入を終えた。洗濯機の段ボールの上で引越し蕎麦ことどん兵衛カップ蕎麦を食べた。

 階段の踊り場に放置されていたほうきがかわいらしく使い勝手もよいのでもらった。トイレの便器内の黒ずみがひどいのでドメストを数度噴射してもらった。

 20日日曜日。家具の組立をあらかた済ませてだいぶ部屋らしくなった。南向きの窓から入る日差しが心地よい。食卓の上に置いたみかんが輝いていた日。カブセンターで調味料など買い揃える。

f:id:gmkss:20221124231523j:image

 21日月曜日。互いに休暇を取り、朝から市役所で手続きをした。

 その後免許センターへ行き住所変更の手続きを済ませる。免許センターから久須志のハッピードラッグまで運転した。母親に会ったら開口一番「あのさあ、冷蔵庫に置いてった長ねぎとごぼう塩麹とポン酢とにんにくと草、持ってってくんない」と言われた。実家へ行き回収した。

 家具の組立という組立のすべてで何かしらの過ちを犯す。

 22日火曜日。勤め。ちょうどほしさんと帰りの時間が一緒だったので合流したが、私が先に自転車でアパートへ帰り、車でほしさんを拾うことにした。車道の端に寄せすぎて、電柱にぶつかる寸前のところで停車した。肝が凍ったほしさんと運転を交代し、スーパー福やで買い物。キッチンペーパー、肉など。

 23日水曜日。勤労感謝の日で休日。その名に文句のひとつやふたつ言いたいところではあるが特段思い浮かびもしないので実際は大して何も思ってないんだと思う。

 サンルームに溜めていた発砲スチロールのごみを出すことができて気分がよかったが、その後は無為に午前中が過ぎていった。鶏のささみを茹で、トマトときゅうりを添えて棒棒鶏みたいにしたのを夕飯にしようと思ったのだが、変な料理が出来上がってしまい虚しくなった。一人で全部食べる。

f:id:gmkss:20221124231543j:image

 13時頃歩いて出る。浪館通りの神酒店へ。「日本酒が好きなおじいちゃんへの誕生日プレゼントを探しているのですが」と店主に相談し、山形の天弓の紫のラベルにする。自分用にピンクのラベルのやつ買う。

 ワラッセへ。アメリカと台湾の国際交流員であるベンさんとウさんによるイベント。紙で作る台湾の虎のランタンもらう。瓶吊りや麻雀ビンゴなどやりたい遊びがたくさんあったが私は良識のある大人なので未来あるちびっ子どもに譲ってやる。

 古書らせん堂へ。外の棚から『友人たち / 恋人たち / ロバート・ブレイン』(みすず書房)、『読書について / ショーペン・ハウエル 斉藤忍随訳』(岩波文庫)、『ワイン 七つの楽しみ / なだいなだ』(平凡社カラー新書)手に取って中へ。久しぶりに三浦さんの顔をみることができてうれしい。「しばらくでした」と挨拶。天弓渡す。よろこんでもらえてよかった。北林小波さんのポストカードを取り置いてくれていた。『milk』の絵が特に好き。なづき光る。三浦さんの話を聞いていたらボヘミ庵にまた行きたくなった。消毒仲間として「倒れるときも一緒だ!」と言い合って別れる。

 成田本店しんまち店で『キネマ旬報12月号』買う。あの『これが私の、』の著者である植村正美氏による寄稿文『夜の人々』。引用から紐が解けるようにして流れ始める文体。とか言っても野暮ったいけど。好きな文章。

 16時過ぎ帰宅。仕事から帰って来たほしさんに車を運転させてイトーヨーカドー業務スーパーで買い物。帰宅。甜麺醤と誤って大量の豆板醤を投入したために出来上がった鮮血より赤い回鍋肉。

f:id:gmkss:20221124231600j:image

 旅でもするように生活したい。大泉洋のような。生活のような旅だって可能なのだから。努力あるのみ。ペンネームを本地梨(ほんじなし)に改めようかと思案している。ほんずなし。