生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

凌霄花

 

 8月5日金曜日。

 3時間くらい眠って目が覚める。淡いピンク色のパフェを食べているかれんちゃんを眺める夢を見た。

 洗濯済ませて11時半過ぎ出る。浪館通りのローソンへ。アイスカフェラテのM、サンドイッチ、ポカリスエット買う。淡い紫色のワンピースを着たかれんちゃん。

 新生りんご娘の新しいシングル『りんごに恋したマメコバチ』聞きながら国道をずっと東へ進む。合浦の歩道橋の「合」の字を消して「三浦」(さん)に書き改めるいたずらを思いついた。東バイパスの跨線橋。正面に見える山の青さを眺めながらポカリスエットを飲む。CMのオファーが止まらない。

 12時過ぎ浅虫アプリコットへ。6席すべて埋まっておりさらに1組待ち。くじらもち入宇治抹茶あんみつパフェ。今年初めてスイカとメロンを食べた。久慈良餅おいしい。自分の二の腕が久慈良餅だったらいいのに、と思った。

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 サンセットビーチ浅虫へ。履いていたチノパンに伸縮性が無いのと自分の脚が太いのとで物理的に捲り上げることができず膝まで入水。裸足で岩場を渡り歩く。バゲットのような流木。海水浴場でなく沖の方にある防波堤の先に巨大な流木を見つけて拾いに行く。重くて持ち上げることができず、枝の1本を引っ張って木全体を揺らし、水面を枝や葉で叩く。もっと全力で遊ぶための筋力をつけたい。ズボンの裾は遊んでいるうちに乾いた。

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 遊び疲れる。かれんちゃんの畑へ。濃味姫という品種のトマトが赤く色づいたので収穫しに行くも鳥に食われたらしい。跡形もなかった。自分はなんとなく小沼丹の随筆を思い出していた。落ち込むかれんちゃんに何と声をかければよいのかわからず。

 便利だからという理由で言葉を使いたくない。優しさについては主観で語ることができない。自分の気持ちに正直であることは大切だけれど、まずは自分の気持ちそれ自体を吟味することも大切なことかもしれない。

 16時頃浪館通りのローソンまで送ってもらって別れる。ノウゼンカズラ。空を凌ぐ花。上向きに咲く健気な花。楽しかった。

 18時過ぎ歩いて出る。消防署前の交差点を歩いていると祭の始まりを知らせる花火が上がった。その音と煙に驚いたカラスの群れが一斉に飛び立つ様を見た。

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 国道を堤町の交差点まで歩いて本町へ入り、本町1丁目の交差点を税務署通りへ折れてNTTの交差点へ出る。iPhone歩数計を見ると今日だけで約2万歩、17km以上も歩いたことになる。自分の体の疲れを自覚することができない。

 日本銀行青森支店向かいの沿道に落ち着く。本当に青森ねぶたを応援しているなら、祭の期間くらいは照明を消すか暗くするかしてほしいハッピードラッグの看板が右手に見える。

 ねぶた祭4日目。大型ねぶた全17台の運行日。

 藤本建設の出世大太鼓。太鼓を叩く人もさることながら、太鼓に片方の腕でしがみつき、大きな団扇を揺らす人もまた見事。

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 日立連合ねぶた委員会の『一ノ谷の戦い 熊谷次郎直実』。制作者は北村蓮明。曳手がねぶたを上下させ、荒波に揉まれて水飛沫が上がっているような動きを表現しており素晴らしかった。

 東北電力ねぶた愛好会『田村麿 悪鬼高丸を滅す』。制作者は京野和鴻。藤崎という地名の由来となった藤の花を題材にしたねぶた。色付けがされてあるのでかろうじてそれとわかるが、形だけを見れば松茸。藤の花を形で再現できたら素晴らしいねぶたになっただろう。

 に組・日本風力開発グループ『鐘馗』。制作者は北村隆。手の指先が強く光っておりかっこいい。流線が印象的。前ねぶたの『風神』もいい。風に散りそうな淡い色彩だがどうしてか力強さがある。

 今年のねぶた大賞はJR(竹浪比呂央)と、に組(北村隆)の『鐘馗』争いになると予想。

 見終え、柳町の交差点に出ている露店でアサヒスーパードライ買う。400円。柳町通りから本町へ。網の上で焼かれているホタテ貝を万引きしてみたくなったが熱いので難しいだろうなと思った。先頭団体の戻り囃子が聞こえる。

 仕事中のほしさんと落ち合いさっき買った缶ビール渡す。22時過ぎ別れる。

 帰り道、通りかかった家から「東京にゴキブリいないの?」「うん」「すごいねえ」という会話が聞こえてきたのですかさずチャイムを押して「青森市内にあるコーポ白樺というアパートに100匹いますよ」と伝えた。嘘。星が出ていた。蝉の死骸が落ちていた。

 ねぶた大賞の速報を見る。青森菱友会『龍王』(制作者は竹浪比呂央)に決まった。

 23時頃帰宅。何も食べずに眠る。