生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

文旦

 

 土曜日。今日から三連休。

 11時過ぎ寝巻きにフリース羽織って出る。浪館通りのローソン。これから勤めに出るHさんから荷物を預かり見送る。お菓子をもらった。

 いったん帰宅し、もらったお菓子を母と食べる。焼きドーナツおいしい。14時半過ぎふたたび出る。雨。ハッピードラッグ。置いてあったハーゲンダッツの全部の味をとりあえずひとつずつカゴに入れる。”スペシャルスプーン”と書かれた木のスプーンをもらって出ようとしたら店員に呼び止められる。「ハーゲンダッツ専用のスプーンにしなくていいんですか!」「いや、これ、スペシャルなんで……」

 15時、Aの家のインターホンを鳴らす。Aと犬のパクチーを抱いたOさん、Aの母のYさん。OさんはAの恋人。大阪から飛行機でやって来た。会えてうれしい。日記読んでます、と言われた。白いタイル張りのなんかしゃれた洗面台で手を洗って2階へ。Yさんが用意してくれたご飯。刺身、天ぷらなど。おいしい。自分はAとOさんの間に座らされ、ふたりが視線を合わせるたびに気まずかった。Aが20歳の頃に撮ったお見合い写真を見せてもらう。かわいい。Aと自分は中学時代から10年以上の付き合いがあるが、友達というよりはアイドル(A)とファン(自分)みたいな感じに思っている。Aの卒業アルバムをめくりながら楽しそうに話すAとOさんを、自分はパクチーを抱きながら眺めていた。

 テレビでR‐1ぐらんぷりの再放送を見たOさんが「これ先週やってたやつちゃう?」、ニュース速報で青森県の新型ウイルスの感染者数が発表されると「しょうもな」と。無意識のうちに繰り返される大阪マウント。

 「今年のホワイトデーはふつうのチョコもらった」とAが小声で話す。今年のもいいけど去年のもよかった。Oさんからスーパー出玉のエコバッグみたいなのをもらってよろこぶA親子。自分は振る舞い方がわからず終始緊張して変な空気にしてしまい申し訳なかった。帰り際Yさんから文旦もらう。高知のふるさと納税の返礼品。車で五所川原へ発つA、Oさん、Yさん、パクチーを見送って別れる。楽しかった。Oさんと一緒にいるAがとても幸せそうでよかった。どこぞの馬の骨にAちゃんは渡せませんねえ、と言う準備をしていたのだがかなわず。

 19時前、文旦を手に持ったまま歩いて帰宅。本読みながら眠ってしまう。

 21時頃連絡があり出る。マフラーを巻き、薄いダウンの上にコートを着ていても冷える。古川の国道から一本山側に入った交差点でHさんと落ち合う。サブライムの帰り。よかった、と。ただジンジャーハイがジョッキで出てきて困ったらしい。飲み過ぎた、とかずっと言っている。

 まちなか温泉へ。券売機のお釣りを取り忘れてるのを受付の人に教えてもらった。泥酔はしてないけどもまあまあ酔ってはいる。浴場は2階。じゃ40分後くらいに、と言って別れる。初めて入った。大きい湯船の湯が熱くてとてもよかった。日替わりのお湯はラベンダーだった。露天風呂へ出てみると隣の立体駐車場が見え、こりゃまちなかだなあと思った。22時過ぎにも関わらず混雑していたのもよかった。

 22時半過ぎ出る。マフラーもダウンも要らないほど体があたたかくて偉大なる湯に感動しながら歩く。浪館通りのローソンへ。たこ焼きと本搾り2本買う。一応たこ焼きあたためとく。

 23時頃歩いて帰宅。初めて実家にHさんを連れてきた。2階にある自分の部屋に監禁し、冷めたたこ焼きをあたためなおして部屋に持っていく。ふたりで4個ずつ食べ、本搾り1本だけ飲む。本棚から『サンドイッチの発想と組み立て』を出し、Hさんがカツサンドにおける食パンの厚さとソースの染み具合について力説するのを聞く。ソファにもたれながら話す。話し足りなかったが1階に降りて歯を磨き0時半過ぎ就寝。