くもり。暗くて狭くて湿った部屋につれていかれる夢を見て5時半頃目覚める。
7時20分頃（不本意ではあるが）傘を持って出る。ラビナ1階のパン屋へ。朝早いのであまり種類が揃ってなく、塩パン1個だけ買う。駅前の広場にある、木を囲む円形のベンチ。Hさん。「雨は降らないということにして傘は持ってきませんでした」と。切符受け取って駅へ。青森八戸間を3,900円で往復できる切符があるとは知らなかった。通常であれば片道2,510円。
7時52分発の青い森鉄道八戸行に乗る。ちょうど通学の時間帯だったので青森高校、青森商業高校、青森東高校、青森工業高校の生徒で混雑していたが、野内駅までで高校生は全員降りた。ボックス席に座る。進行方向むかって左に広がる海がよく見渡せた。塩パンちぎってHさんと半分ずつ食べる。『音楽 / 大橋裕之』わたす。冒頭、研二が海辺で瓶を拾う場面。ゆらゆら帝国の『無い!!』かと思いました、と。『映像研には手を出すな！ / 大童澄瞳』1〜5巻借り、1巻を西平内から三沢までかかって読み終える。おもしろい。
八戸駅。時間が3分しかないのでまあまあ焦りながらJR八戸線に乗り換え。久慈行。緊急時の避難方法を示す、影がやたら不自然な絵。
9時37分本八戸駅。はじめて降りた。高いところにホームがあるこの感じ。ホテルセレクトインの主張の激しさを背に、南口から出る。
歩道がなくてやたら歩きづらい上り坂が続く。歩道橋が城跡に直結している珍しいつくり。三八城公園。木が植っていて、芝が短く刈られていて、（おそらく人工の）ささやかな川が流れていて、岩が（おそらく人工的に配置されて）あって、すごくいい場所。
歩道橋降りてすぐのローソンでHさんがたばこ吸う。7分ほど歩いてチーノはちのへ。エレベーターで5階に上がる。フォーラム八戸。11時からの回の『映画：フィッシュマンズ』のチケットを先に買っとく。
いったん出て向かいのローソンであんぱんとコーヒー買う。タイミングが合わず自動ドアに激突するHさん。チーノはちのへの脇の、下りたシャッターを正面に見ながら階段に腰掛けて食べる。自分はこういう食事の仕方をいつまでもやめられないが特段やめようという気もない。
10時50分頃劇場に入る。予告で『サマーフィルムにのって』が流れた。とても見たい。
11時から手嶋悠貴監督『映画：フィッシュマンズ』。フィッシュマンズの音楽、かっこよかった。昔のユースケ・サンタマリアがなんか気になる。帽子かぶってる佐藤伸治が宮本さんに見えた。
14時頃出る。エレベーターの扉が閉じた瞬間に「大きい音はいいなあー」とHさんが伸びをする。マチニワの椅子に座って近くの定食屋を調べるも営業時間外の店が多くて難航する。歩いていたら見つけた暖簾がかかってる中華料理店がよさそうだったので店の人に声をかけたが準備中だった。結局さくら野百貨店の地下の中華料理屋でランチセット食べる。自分は海老チャーハン、Hさんはホイコーロー。おいしい。ご馳走してもらった。
八戸ブックセンターへ。八戸市が運営している施設。『物語は人生を救うのか / 千野帽子』ちくまプリマー新書、『盆土産と十七の短編 / 三浦哲郎』中公文庫買う。
すぐ近くのたばこ屋の前でHさんがたばこ吸う。マチニワの中を通って出る。ししおどしからチョロチョロ流れてる水を見てHさんが「……ハルンケアを思い出しました」と言う。頻尿のやつ。
八戸市庁の前にある、とてつもなく巨大な3本のスギの木を見る。でかすぎて笑ってしまう。ふたたび三八城公園の中を通り、住宅地のきれいに舗装された道を抜けて本八戸駅へ。「百日紅」と漢字で書けない。
電車が出るまで30分ほどあるので北口のほうを歩く。ロータリーを見て「ああ！いい！」と漏らすHさん。東京の端の方に住んでいた頃を思い出すらしい。酔って寝過ごして、は？ここどこですか？みたいな駅。携帯の充電も無くて困るあの感じ、が自分にはわからない。うらやましい。
17時9分発のJR八戸線八戸行に乗り、青い森鉄道線に乗り換える。長田弘の『最初の質問』を見せてもらう。あなたにとって問いと答えのどちらが大切か、という問い。学生や勤めを終えた人らで混雑していたが下田から座れた。待ちぼう犬の写真を見て「ぬふふふ」と笑うHさん。しばらく眠る。
19時頃青森駅。ここからさらに奥羽本線に乗り換えるHさんと別れる。楽しかった。
駅前の広場を突っ切り、商工会議所下のセブンイレブンへ。ほろよいの桃と洋梨買う。あすなろ橋のスロープの端を歩きながら飲む。照明が眩しく目が痛い。後ろから追い越されることはあったが誰ともすれ違わなかった。橋を降りたところでちょうど飲み終える。古川跨線橋沿いにある光洋タクシーのネオン看板。電話番号「39-5522」の「22」が消えかかってバチバチと大きな音を立てている。千刈小学校の前を通る。無い!!。
20時過ぎ帰宅。真似して書いてる日記は今日で終わりにしたい。
