生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

挽回

 

 晴れ。テニスの練習に行く弟が「今日はミッフィーちゃんのタオルを持っていこうかな」と。こないだあげたやつ。使ってくれてうれしい。

 パン屋。開店前の作業中に流してるラジオでDAIGO(千鳥でもメンタリストでもなくウィッシュの)がアルファベット3文字の「DAI語」でお悩みを解決してくれるコーナー、みたいなのを聞く。ゴルフのスコアが安定しないという40代男性から、いざという場面でDAIGOさんのように最大限のパフォーマンスを発揮するにはどのようにしてメンタルを鍛えればよいか、というような内容。DAIGOの答えは「OFM」日本語に訳すと「おそらく・フォームが・乱れてる」。曰く、スコアが不安定な原因はメンタルの乱れでなくフォームの乱れではないか、と。週末はひたすらコースを回るという相談者に対して打ちっぱなし等の練習を重ねるとよいのでは、と懇切丁寧に助言するDAIGO。なんとすばらしいお悩み相談なのか……と感嘆しながらハンバーガーを紙で包んでいく。

 前もって電話で予約してくれていたお客さんにマリトッツォ渡すの忘れる。厨房の冷蔵庫に入ったままだった。「できたからここに入れとくねー」と、ひと声かけてくれたら忘れることもなかったのに、と人のせいにしたくもなるがその場ではこらえた。夕方お客さんがわざわざ取りにきてくれたのでお詫びに大きいクロワッサンふたつ渡す。ことなきを得てないが得たということにする。

 小学6年生の頃、社会科の授業で使う地図帳を家に忘れたので、隣のクラスの友達から借りたことがある。授業が始まり、地図帳に赤いペンで書き込みをするよう指示があったのだが、これは借り物なので書いたふりをしてやり過ごそうとした。先生はそれを見逃さなかった。席まで近づいてきて「煉さん、書き込みなさい」と言った。自分はできません、と言った。先生は煉の手から地図帳を取り上げて裏表紙の名前を確認した。念には念をと同じ苗字の友達から借りたのだが、ばれた。自分は地図帳を家に忘れてきたことを白状し、謝った。怒られるかと思った。けれどそうではなかった。先生は「あなた、バンカイしようとしましたね」と言った。「失敗をしたとき、次にどのような行動をするかが大切です。バンカイしようとしたあなたは、立派です」と褒められさえした。褒められるようなことじゃないのだが。このときから自分は折に触れて挽回という考え方を思い出す。今日の挽回はクロワッサン。

 18時半過ぎ終える。これは重要だと意識的に受け止めたありとあらゆるものを、無意識のうちに行えるよう鍛錬せねばならない。と思いながら19時過ぎ帰宅。外に父がいた。父が数週間前から木の板を合わせて作っていたラジコンのジャンプ台がついに完成したらしい。父がラジコンで遊ぶのをしばらく見る。「飯の時間だ、叱られる」と言いながら家の中へ駆けていく父。自分もこうありたいと思った。

 20時から『青天を衝け』第20話。あまり集中できず。

 21時から『ドラゴン桜』最終回。大声を出すおじさんの飛沫に濡れる林遣都

 22時から弟とスマブラの特訓。カービィの使い方を教えてもらう。空中攻撃。