生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

くたびれる

 

 (注意 虫の話)

 よくわからない天気。パン屋休み。テレビ体操しようと起き上がると床を這う1匹のゴキブリ。驚きしばらく眺めてしまう。まあ1階が飲食店であるし覚悟はしていたのでそばにあった新聞紙を丸めて叩き潰す。テレビに目をやると壁の高いところにも1匹いた。床に落としてからこれも叩き潰す。テレビ体操が終わってしまったのでテレビ消し、ゴキブリが発生した原因と思われる引越し後の段ボール、台所の生ゴミ、床のほこりなど片付ける。

 シャワー浴びようと脱衣所の明かりつけると電球を覆うカバーの内側にも1匹。見上げていると電球の熱に悶えて死んでいった。死んだな、と思った。風呂場の壁にいないことを確認してシャワー浴びるも落ち着かない。

 まさかと思い部屋の照明をつけてみると白い明かりに透かされて小さいのが1匹いた。しばらく明かりつけたままにするも死なず。

 姉にゴキブリが4匹も出たことを報告している最中にクローゼットの扉にまた1匹。ごみ箱から棒状の発泡スチロール取り出して叩く。力が有り余って折れたので短くなった発泡スチロールでもう一度叩く。今度は潰れた。なんかひっくり返ってじたばたしてるのでそばにあったファブリーズかけとく。発泡スチロールの先でつついたら尻からクリーム色の何かが出た。卵か。ゴキブリといえど、こうも大量に殺めるというのは気持ちのいいものではない。

 さすがにくたびれる。10時半頃伯母がくる。家でコーヒーを飲む約束をしてたのだがゴキブリが5匹出たことを話して取りやめる。歩いて棟方志功記念館へ。観光客多い。ゴキブリのことで頭がいっぱいなのでまったく集中できず。スコさんに申し訳ない。おしりこと『海』の銅像も直視できないまま30分ほどで記念館を後にする。

 ハッピードラッグへ。対ゴキブリ用の霧状の薬剤、毒餌、スプレー買う。今年度の予算から3千円をゴキブリ駆除に計上する。いかにも「ついさっきゴキブリが出た人」という買い物かごをレジに持って行くのが恥ずかしい。

 伯母とアパートへ。よく見ると階段上がるたびに1匹もしくは2匹、小さなゴキブリが死んでいる。共用のほうきとちりとりで集め、自分の部屋のごみと一緒にする。ちょうど明日がごみの日なので伯母に捨ててきてもらう。それにしてもこんな堂々と玄関から入ってきているのだろうか。隣の部屋の玄関の前にも2匹ほど死んでいる。毒餌を部屋の12箇所に設置。共用部分にも置いた方がよさそう。今朝ゴキブリが侵入しかけた床の隙間にスプレーを噴射する。食器や本、テレビ、コンポ等にビニールかけ、足で踏むと部屋中に噴霧される薬剤を撒く。ミッフィーちゃんたちや布団をクローゼットにしまうのを忘れたことに気がつくが霧立ち込める部屋にはもう戻れない。夜と霧、とは思わなかったが。束ねた段ボールは伯母が次の資源ごみの日に出してくれることになった。何もかも本当にありがたい。アパートから歩いて5分ほどの場所にある母の実家へ。祖母が家の前に立っているので手を振る。伯母とならんで歩いていると祖母が「背丈おんなじくらいだねえ」。大変なとこに引っ越しちゃったねえ、引き払って実家に帰ったほうがいいんでない、と言われる。そんな気がしてきた。伯母に礼を言い、しばらく預かってもらっていた自転車に乗って別れる。

 らせん堂へ。観光客と思しき人らで賑わっていた。とりあえず店奥の哲学書とかの棚があるところで一人の空間を確保する。何冊か手に取った本がだいたい2千円から3千円くらい。ゴキブリさえ出なければ買えたな、と思いつつしかし読み通せる気はしないが。現代詩文庫の飯島耕一詩集100円で買う。三浦さんは八戸へ買い入れに行ったよう。

 実家へ。事情を説明して身を置かせてもらう。冷凍チャーハン。朝から何も食べていなかった。ゴキブリについて調べてると気が滅入ってくる。見た目はともかく不衛生なのがなんとも。越してきてまだ1週間だがこのまま減らないようであれば退去したい。ガスコンロ、エアコン、給湯器を使用できない状態で貸し出したり、すでに払った家賃を支払うよう請求してきたり、管理会社に対する信頼はすでに皆無。入居前の害虫駆除すら行われていなくてもおかしくはない。しかし契約を交わしている以上はそれなりの退去費用を請求されるだろう。こちらには何の落ち度もないというのに腹立たしいことこの上ない。どうにかならないものか。

 夜飯食う気力もなく椅子に座ったまま寝てしまう。気に病みすぎか。