生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

はらわたから桜

 

 晴れ。暖かくはない。パン屋休み。

 9時過ぎ自転車に乗って出る。青森のセーヌ川こと堤川。小学校の入学式に向かう親子たちの列のそばを自転車で通り過ぎる。泡のように咲く桃の花。

 10時ちょうど、自由が丘(青森にも自由が丘はある)にある美容院に着く。家から自転車で40分ほどの場所にあり通うのが面倒なので4ヶ月ぶりくらい。中学の頃から自分の髪を切ってくれている美容師が店を転々とするのを追いかけてこんな遠くまで来てしまった。しかしもう限界。いよいよこの長い戦いに決着をつけるときがきた—。髪切ってもらう間、家から持ってきた文學界4月号より高橋弘希の連載『音楽が鳴りやんだら』、『近現代音楽史概論B』読む。オレンジ・ジュース、スイミング・スクール。会計時、貯まったポイントカードを提示すると「今月はお誕生日割引が適用されるので、カードは次回でお願いしまーす」と言われる。決着は次回へ持ち越しとなった。

 帰り、松原の生協の敷地内にあるたい焼き屋へ寄る。換気のためか、店の奥から長い物干し竿みたいなの使って入り口のドアを開けたり閉めたりするおじさん。小倉あんと桜あんひとつずつ買う。

 たい焼き持ってらせん堂へ。三浦さんに半分ずつ食べてもらう。押しつけるように渡してしまって申し訳ないが。手をアルコールで消毒してからたい焼きをふたつに割る。自分のは頭が小倉あん、尾が桜あんで三浦さんのはその逆。以前宮本さんが弘前で『お聖どん・アドベンチャー』買ってたのを思い出し、田辺聖子が解説を書いてる『人間通 / 谷沢永一』新潮選書買う。春だから外にも棚が出ていてうれしい。三浦さんに「誕生日おめでとうございました」と言ってもらう。たい焼き食べながらお祝いします、と。

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 帰宅。部屋で青葉市子の『剃刀乙女』聞いてると母が来て「あんたが弾いてるのかと思った!」んなわけあるか〜い、と答える。そのあと突然コンポ壊れて音出なくなった。高校生の頃アルバイトで稼いだ金で買った大切なものなので新居へも持っていくつもりだったのだが。

 引越しのための荷造りはじめる。持っていく本を紐で縛って途中でやめる。