生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

書かさる

月曜日。微熱に慄く。 昨年の2月から日記らしい日記を書き始め、明日でちょうど1年ということになる。長くも短くもなく、1年、という感じがある。途中書かない時期があったけれども、自分にしてはよく続けて書いたと思う。 日記を書き続けていたら、いい出来…

朝食の段取り

日曜日。 家族揃って朝食を食べたことがない。そもそも中学生の頃まで朝食を食べたことがなかったから、授業中は腹が鳴って仕方がなかった。ある日私の腹の音を聞いた教師が「誰だ、飴かじってる奴は」と怒った。私は赤面したけれど飴はかじっていないので名…

人の見のこしたものを見るようにせよ

土曜日。 10時39分発の奥羽本線秋田行に乗るつもりだったけれど大雪の影響で運休。次の11時22分発快速弘前行に乗る。 11時46分浪岡駅。Hさん。千羽で昼食。唐揚げ定食、タンメン。今まで食べたことない感じの唐揚げおいしい。幼稚園の頃、お遊戯会の後に親に…

金曜日。 私が私から主体性を奪うということは可能だろうか? 私はいかにして生きるか、私は、まずはこういった考えから降りたい。私は私をどのように生かすか、つまり私は私に、もうひとつの眼差しを与えるのだ。私は私にどのような表情をさせることができ…

まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう

木曜日。昨日の夜『東京』という曲を聞いた。よかった。東京に対して強烈に抱いていた思い入れの類いはこの数年で完全に消失した。無かったことにしたわけではないけれど今私が持っているのは記憶があった、ということで記憶そのものはもう掴みようもないほ…

閲覧注意

水曜日。 姉から「閲覧注意」と連絡。送られてきたのは、姉のアパートの向かいの住民が鳩に餌をやり、庭に50羽くらい群がってる写真。自治体に相談してもどうにもならないので引っ越す、とのこと。姉の鳩嫌いは側から見て異常な気もするが、嫌なものは嫌だろ…

御中

火曜日。煮物の鍋底を焦がした。すごい。 ハローワークへ。受付と窓口にパン屋の常連が4人おりなんか気まずかった。給付課の人に手当のことを尋ね、その後窓口でアルバイトの紹介状をもらった。 晴れ晴れとした気持ち。市役所本庁舎そばのばんかむへ。アルバ…

ワークにハローしたい

月曜日。 市民病院へ通院している姉に便乗し、中央のハローワークのそばで降ろしてもらう。雇用保険の給付手続きと再就職の相談。1時間ほど説明を受けたが自分が理解できているのかどうかすらわからない。この際手当とかいらないのでさっさと次の仕事に応募…

行けるとこまで行こうぜ

日曜日。誰にも言えないことがあってはいけない、はずはない。ただ、自分はできるだけ多くの人に対して正直でありたい。ような気もする。 ……昨晩、布団の中で「水曜どうでしょう(97年のヨーロッパ編)」を見ていたら今朝寝坊した。予定していた7時56分発の…

イッセイミヤケの鮭

土曜日。おもしろローカル番組「ハッピィ」の放送なし。こんな日は土曜日と呼ぶに値しない。やり直し。 ドブ曜日。 葛原妙子歌集。読めない旧字体やらわからない言葉などいちいち調べて読むので時間がかかる。これは急いで読む本じゃないと思うからいい。コ…

なんてったってビスコ

金曜日。 『忍ぶ川 / 三浦哲郎』読み終えた。よかった、とだけ書くのはやるせない気もするが、立原道造の「よいものを読んだ後、何も書くな、何も言うな。お前は、その美しい恍惚を、お前の汚れた言葉で汚す恥知らずを敢えてするな……」という言葉に倣って私…

小銭太朗

木曜日。 放っておくと14時まで寝ている弟を起こし連れて出る。小銭太朗。「ハンバーガーにさ、トマト入ってるとうれしいよね」という会話以外覚えてない。ラウンドワンでダーツ投げまくる。素面で。 下手くそ。

今を生きよう

水曜日。教えてもらって窓の外を見た。空気が澄んでいた。 床を拭く。宇多田ヒカル。棚からはみ出して積んであった本を適当にめくってはしばらく読む。 だが、自分だけの秘密の日記とは何だろう。もちろん誰にでも秘密はある。人に知られたくない事実があり…

apathy

火曜日。頭痛。 聞いていたくないこと。 15時ちょうど、気を紛らわすため散歩に出る。晴れ。千刈小学校の前を通り過ぎ、跨線橋を降りた上古川の歩道橋を渡る。森林博物館のそばを流れる沖館川のあたりまで。あらゆるものを越えてみた。何を見ても何も感じな…

きれいな風が来るですな

月曜日。有給も今日まで。 テレビでアイヌ音楽の特集。トンコリ奏者のOKI。「もし明治時代にアンプを送り込むことができたら、アイヌの人たちは使うと思う。当時存在しなかっただけ。こういう解釈だからたとえ自分の音楽は伝統ではないと言われても気になら…

鳴っているのは僕の足音だけみたいだ

日曜日。 昼過ぎ、両親と車で出る。1ヶ月ぶりにパン屋へ。エプロンと保険証を返して給与明細と源泉徴収票もらう。食パン2斤と山型の食パン半分買う。 15時半過ぎ、らせん堂の前で降ろしてもらって両親と別れる。三浦さん。会えてうれしい。食パンわたす。岩…

愛燦燦

土曜日。 「ハッピィ」という青森のローカル番組中の、りんご娘の天気予報が土曜の楽しみ。今日は王林ちゃん。「現在の青森市のようすを見てみましょう。……白いですねえ」 12時、万太郎堰を越えたあたりでドライブ・善蔵・カーが通りかかる。窓越しに手を振…

PINK

金曜日。寒い。 iPhoneのリマインダー機能で10時から美容院を予約していたことを思い出す。 家の近くの美容院。髪を切って染めてもらった。土岐麻子の『PINK』が浮かぶ。会計の時にクレジットカードが使えないことを知る。かばんとiPhoneを置いて同じ通りに…

片頭痛

木曜日。片頭痛。 昼になるとテレビで「顔にはオリーブオイルしか塗ったことがない」と宇野千代さんが書いてます!というような宣伝文句のコマーシャルをやってるのだが、あれを見るたびによくわからない気持ちにさせられる。 冷蔵庫にれんこん、にんじん、…

星の時

水曜日。暴風雪警報。 『星の時 / クラリッセ・リスペクトル 福嶋伸洋=訳』河出書房新社 読み終えた。これからも読み返すようにしたい。とても印象に残る文章だった。 死とは、自分と出会うことだ。横たわって死んでいる彼女は、死んだ馬みたいに大きかった…

誕生日、命日

火曜日。父方の祖父の誕生日であり命日。祖父が死んだのは2013年。祖父との思い出はあまりない。いつもサントリーのレッドを飲んでいて赤ラークを吸っていた。喋っているところをほとんど見たことがないが、小学生の頃、消しカスを床に落としたらものすごく…

藪漕ぎ

月曜日。成人の日。 「長靴2人分もってって藪漕ぎする?」と連絡あり。10時過ぎ歩いて出る。衝きたくなるような青天。青森駅へ。10時39分発の奥羽本線秋田行に乗る。床が濡れて滑り、5秒間ほど舞を踊ってしまった。その後車掌さんが車両内を走って移動するの…

極楽湯

日曜日。 昨日「始まらない」と書いたが、始まらないことによってすでに始まっている物語がある。 10時20分頃浪館通りのローソンでHさんと落ち合う。モンベルへ。入口に立っている熊はそんなにでかくなかった。ゼビオの熊のほうがでかい。帽子、フリースなど…

始まらない

土曜日。 『星の時 / クラリッセ・リスペクトル 福嶋伸洋=訳』読み始める。全然始まらない。面白い。 その女の子は、犬が自分のことを犬だと知らないように、彼女が彼女だということを知らなかった。だから自分が不幸だと感じていなかった。唯一の望みは生…

氷柱の声

金曜日。 『氷柱の声 / くどうれいん』読み終えた。「〇〇を忘れない。」で構成された中鵜のブログの文面が印象深い。ただ私はくどうれいんのこれを小説ではない形式で読みたかった。 17時頃傘をさして出る。駅前でHさんと落ち合いA-FACTORYへ。藻。コーヒー…

ゆらゆらin the air

木曜日。 『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと / 山下賢二』読み終えた。 『氷柱の声 / くどうれいん』読みはじめる。 忘れてしまったことはもう同じ温度で抱きしめることは出来ない。忘れたことにあとから意味がついたとき、それがドラマチックになってしま…

大したことない

水曜日。 昨晩、五所川原から姉が来る。 12時頃、姉と母と弟と4人で祖母の家へ。仏壇に手を合わせる。10年ほど前に肺炎で亡くなった祖父は鍼灸師で鍼灸院を営んでいた。人の背中に鍼を打つ祖父の姿を思い出すことはできない。宵宮で買ってもらったビニールボ…

ワークにハローしない

火曜日。 部屋を片す。毎月の給与明細を入れているのだと思っていたみちのく銀行の封筒。ふと中を見ると1万円札が10枚入っていた。たぶん先月の給料から母にいくらか渡したあと、ゆうちょ銀行の口座に移すのが面倒でそのままにしておいたものだと思われる。 …

ゴッドファーザー

月曜日。三が日も今日まで。 13時20分頃父に送ってもらって出る。弟の傘を勝手に借りた。青森駅へ。謝礼として父にはラッキーストライク2個を渡す約束。Hさん。午前中、大雪のため奥羽本線は運転を見合わせていたが会えてよかった。 喫茶マロンへ。ブレンド…

虎、猫

日曜日。 8時40分頃浪館通りのハッピードラッグ。Hさん。青森県立美術館へ。今日から3日間、各日先着20名に配布される『タイガーねぷた』を捕獲すべく9時半の開館を前に張り込む。すでに駐車場には車が数台停まっており焦る。そばを歩く女性に声をかけると美…