生きてるだけで、ワーイ

鳴門煉煉(naruto_nerineri)の日記

石臼挽き

 

 栃木の山がまだ燃えている。雪。日々天候に一喜一憂してる自分が情けなくなってきた。晴れの日を喜ばず雨や雪の日を憂うこともない人間になりたいものだ。や、晴れの日に喜ばないというのはかっこつけすぎててかっこよくない。

 パン屋。石臼で挽いた粉を使ったというフランスパンもらった。

 帰り、コンビニのイートインで龜鳴屋の宮地嘉六集ちょっと読む。銭を拾はぬ話。これまでは軽減税率とか何とかを気にしてイートインを利用するときは律儀に申告していたが、店員も面倒そうに8%のままでレジを打つのでこの頃は何も言わずに使っている。こないだ要領を得たカフェラテ。自分もカフェラテ側の人間だったか……というナルシズム。おいしくはない。

 帰宅。月々のスマホ代が8,000円くらいかかってることがいやでたまらなくなり解決策をスマホで調べる。意味がわからないしべつにわかりたくもない。こんなもの今すぐ捨てて生活したいのだが。

チャーハン

 

 パン屋休み。吹雪く。地球はアホなのか。こんな寒いところで生きていたくないと嘆きながらスーパーふじわらでもやし、ほうれん草、にんじん、トマト缶、ピーマン、セロリ、ちくわ、ハッピードラッグで洗顔料買う。シネマディクトに映画見に行こうと思ってたがこの天気では気が失せる。

 昼過ぎ、姉が帰ってきて車検終えた車で出かける。車にまったく愛着のない姉が車に積もった雪を乱暴におろす。大阪王将で昼飯。来週健康診断があるのに、太ってても健康であればいいとか言って麻婆麺とギトギトのチャーハン食べる。中学生の頃、母が握ってくれたチャーハンのおにぎりを食っていたら、友達が「うちのチャーハンはパラパラだからおにぎりにできない、チャーハンおにぎりうらやましい」とかほざきやがったことを思い出す。後日その友達の家に泊まる機会があったのだが、朝食に油で米炊いたんか、みたいなベトベトの不味いチャーハンが出てきたので噴飯した。

 夜、畳んだ服を枕にして暖房の前で横になってたら母に大声で呼び起こされる。何事かと思ったら、ドラマで菅野美穂が着てる衣装がこないだ自分が買ったやつと同じだった。まだ値札も切ってないが今後着づらい。

爆誕

 

 パン屋休み。祝日。予報どおり雪、寒い、とてもいや。いやだ、いやすぎる。4種類の味の入った丸い粒のハイチュウ食べて歯痛む。

 『監察医朝顔』1期の再放送。これは現在放送されているものから5年ほど前の話だが、朝顔さんの家の冷蔵庫にヤマザキ春のパン祭りのシール台紙が張ってあった。もう何年も張りっぱなし、ということになる。あのシールは里子さん(震災で亡くなった朝顔さんの母)が集めてたもの、つまり遺品なのだろうか。だとすると震災は3月なのでパン祭りの期間とも合致し納得がいく。高揚してこの説を母に話すと、何話かわすれたが同じく冷蔵庫にずっと張ってあった里子さん肉筆のメモが2期では冷蔵庫から剥がされるのでシール台紙なんかもっと早くに捨てているはず、と言われてそれはそう。こんなどうでもいいことが気になって仕方がない。

 夜飯に餃子。朝顔見ながら母と包んだ。みんなで大皿を空にする。ビールより水道水のが安いしうまい。

 ひさしぶりにツイッター見たら姉の幼なじみの子が爆誕していた。めでたい。天皇と同じ誕生日。誕生日が祝日なのはかっこいい。そっと「いいね」押す。

 『毫』読みおえた。季語の知識がなく調べながらなので時間かかったけれどたのしかった。食べものの句がとくにいい、とこの本を読んだ誰もが言うので自分は違うことを言おうと思ったが食べものの句がとくにいい。櫂未知子による跋文。「誰もが見逃すことにしているもの(『見逃してしまうもの』ではない)」

パン祭り

 

 小雨。傘を持たないで家を出る。この程度の雨で傘をさしている人間を見ると絶望的な気持ちになる。

 パン屋。きのう拭いた窓がきれいに仕上がっていたのでよかった。店の前にある立派な銀杏の木、今年は幹いっぱいまで雪が積もり下のほうの枝は数本折れてしまったが、雪解けがすすんで幹があらわになってきた。ポケモンGOのおじいちゃんとその奥さんがひなまつりのお菓子をくれた。

 帰宅して21時から『監察医朝顔』第15話見る。正月なのに朝顔さんの家の冷蔵庫にはヤマザキ春のパン祭りのシール台紙が冷蔵庫に張られていた。ヤマザキ春のパン祭りは2月から。つまりあれは去年のヤマザキ春のパン祭りなのか。さして魅力もないあの白い皿をもらい損ねたというのか。たしかに、刑事と法医学者の夫婦で忙しいにも関わらず台所に立つ場面は多い。いや、それとも架空の新春パン祭りなのか。

 小野あらた句集読む。題のゴウ、という字が変換できない。豪の下が毛になってるやつ。GO。いいと思った句を紙に書きつけているがだいたいぜんぶ、だいたいぜんぶ展。

 

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窓拭き

 

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 朝は雪降ってたが昼前には止んだ。冬って本当に終わるんだな、と毎年思う。

 パン屋。この週末は忙しかった。閉店後にバケツ、モップ、水を切るワイパー持って外に出る。寒い。寒いが寒さに抗いたい気持ちが勝って上着を着ずに窓拭き。通りに面した大きなガラス窓3枚。水を切った後のガラスに映る、輪郭のはっきりとした西日は振り返って肉眼で見るとぼやけていた。

 帰りにコンビニ寄って『リンネル』買う。付録の「ミッフィーふわふわやわらかクッション」かわいい。もうひとつの付録、化粧水と乳液と保湿ジェルがセットになったものを弟がほしいと言うのであげる。弟はいつもリンパとかマッサージとか何とか言っている。

 夜飯食べながら『青天を衝け』第2話見る。皆から慕われる父。自分も父のことを「とっさま」と呼んでみるか、と思ったが我が家のとっはまは黙っててもたばこ臭いのでやめた。

 22時半から宮本さんと電話する約束だったが眠気に耐えられず断ってしまった。申し訳ない。

ということを認めたくはない

 

 雨。向かいのアパートの屋根に上って雪降ろす人。

 パン屋。忙しく早めに店を閉めた。業務用のアルコール消毒液の蓋が開かず店長に開けてもらう。自分に力がないということを認めたくはないので、左利きだから回す向きが逆でやりづらいんですかねー、と言ったら力じゃね、とあしらわれた。

 

等しく嫌い

 

 パン屋。すすんで苦労したいとか頭のおかしいことは思わないが楽して得た金でのうのうと生きていたくはないので今日もせっせと働く。またチラシがきた。今日はカレー屋。我々から邪険にされるサービスのコロッケ。

 帰りにコンビニに寄る。アイスコーヒーは熱いのと違って売場から氷の入ったカップを持っていき会計してもらうので店員との会話を最小限に抑えられる、と誰かが言っていたような気がする。でも自分は「お願いしまーす」とか言うので結局のところあまり変わらなかった。冷めたコーヒーも冷たいコーヒーも等しく嫌い。あってないような手のひらの温度でいつまでも氷が溶けない。